· 

幸運なお金持ちと不運な貧乏人の3つの違いとは?

 

お金持ちたちは、例外なく幸運に恵まれている。

 

ブレイクスルーを起こすときには、

偶然と思えるような奇蹟が、

必ず起きている。

 

どうすれば、そんな奇蹟が起こるのだろうか?

 

『本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて』

(フェリックス・デニス/文響社)

 

この本の著者であり、

大富豪でもあるフェリックス・デニスのエピソードを紹介しよう。

 

フェリックス・デニスは、

イギリスの大手出版社、デニス ・パブリッシングの創設者だ。

 

数多くの雑誌をプロデュースし立ちあげてきた経緯から、

メディア王と呼ばれることもある。

 

『サンデー・タイムズ』のトップリストにも名を連ねる大富豪でもある。

 

 

 

■幸運は準備の整った者のところへやってくる!

 

古代ローマの哲学者セネカの名言

 

「幸運とは、準備が機会に出会ったとき生まれるものだ」

 

デニスは、

「私は常に準備を整えておくようにしている。

幸運とは、準備に機会を掛け合わせたものなのだ」

と言う。

 

プロゴルファーのゲーリー・プレーヤーは、

 

「運とはおもしろいものだ。

練習すればするほど幸運になる」

 

と言っている。

 

強運を手に入れるには、準備を整えておくことだったのだ。

 

難しい部分や宿題はあらかじめすませておく。

 

仕事はどんどん進めるべきだが、

幸運を見逃さないよう目配りも忘れてはならない。

 

そして、チャンスが到来したらものにする。

 

準備が整っていなければ、

 

せっかくの機会もつかめない。

 

 

スポンサード リンク

■デニスが幸運をつかんだエピソード

デニスは文無しの頃、伝記を書いた。

ブルース・リーの伝記だ。

 

ロンドンの小さな出版社ワイルドウッド・ハウスに、

その伝記の企画を売り込み、わずかな前金をもらった。

 

その出版社の社長は、

「ブルース・リーの初の伝記なら、

数千部は売れるだろう」

と考えた。

 

ワイルドウッド・ハウスは、

香港、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアで、

この伝記を出版する権利をとるように契約した。

 

他の地域では、出版の可能性はないだろうと記載しなかった。

 

デニスとその友人は、

カンフーについてもブルース・リーについても無知だった。

 

映画にも興味がなかった。

本を書いたこともなかった。

 

ただ、2人ともタイプライターは持っていたし、アジアに行ったこともあった。

ギリギリの予算で香港まで行き、いろいろな人に取材した。

 

ブルース・リー本人からも話を聞くことができた。

 

ロンドンに帰ってからデニスのアパートで執筆した。

プライドも何もないやっつけ仕事だった。

 

そして、ここで、もの凄い事件が起こる。

デニスにとっては、ドンピシャのタイミングだった。

 

1973年7月、突然、香港でブルース・リーが死去したのだ。

一瞬にして、ブルース・リーは世界的なスーパースターとなった。

 

デニスらが書いた伝記がそのタイミングで書きあがった。

世界中で唯一の伝記だ。

 

その後、世界的にブルース・リーがブームとなった。

多くの国で彼の映画が上映され、たくさんの観客がつめかけた。

 

ロンドンのスラム街に住む金欠のデニスらは、

ブルース・リーの専門家になった。

 

デニスらの鞄はブルース・リーに関する取材のテープや写真でふくらんでいた。

 

他の出版社たちは遅すぎた。

一流のジャーナリストを派遣したが、ブルース・リーの関係者は、

全員が口を堅く閉ざしていた。

ブルース・リーの妻や愛人、監督、家政婦らにはかん口令が敷かれていた。

 

デニスらだけが警戒網をかいくぐった。

彼らの書いた本『ブルース・リー/カンフーの王者』は、ベストセラーとなった。

 

ワイルドウッド・ハウス初のベストセラーだった。

 

デニスらは、ヨーロッパ諸国、アフリカ、中南米、中東、アジア、

そしてアメリカでこの伝記を出版する権利を持っていた。

 

あちこちの国で、この伝記が出版されるたびに、お金がデニスのもとに流れ込んできた。

 

アメリカでも飛ぶように売れた。

記録的な売れ行きだった。

記念品の通信販売でも儲けた。

 

これがタイミングの力だ。

 

 

 

スポンサード リンク

■不運な人の3つの特徴とは?

 

デニスの友人(アルバート仮)の話。

 

アルバートはデニスよりも優れた出版人である。

人脈も広いし、筆力もある。

風が次にどう吹くかいち早く感知する力もある。

 

交渉力もデニスより上だった。

 

だが、アルバートは次々と不運に見舞われた。

やることなすこと、すべてうまくいかない。

 

最近では、性格も変わってきた。

自分よりも才能も熱意もないのに成果だけは多い人に対して、

なにかと噛みつくようになった。

アルバートを避ける人が多くなった。

 

デニスよりもずっと金持ちになってもおかしくないのに、

なぜアルバートは不運に見舞われてばかりなのか?

 

アルバートとデニスには、

どんな違いがあるのか?

 

 

◇特徴1/やり続けることができない!

 

「平均回帰の法則」がある。

いいことも、悪いことも、ずっと続くことはないのだ。

 

アルバートは障害や壁にぶつかるたびに、方向を転換していた。

スタミナがないわけではない。

「進み続ける」ことをしないだけだ。

 

「やり続ける」べきなのに、それをしないのだ。

 

次々と場所を変えるアルバートは、

幸運がやってきても、それをキャッチすることができない。

運を引き寄せられない。

運が生み出せないのだ。

 

 

◇特徴2/失敗を想像してしまう!

 

アルバートはデニスよりも頭がいい。

学歴もあるし、大学でいろんな本を読んできた。

 

実は、この知性にこそ問題があった。

 

アルバートは、行動する前に考えすぎてしまうのだ。

そして、失敗が想像できてしまうのだ。

 

 

◇特徴3/完璧主義者!

 

アルバートは完璧主義者だ。

仕事を人に任せることができない。

次善を受け入れることができない。

 

だから、何でも自分でやらなければ気が済まない。

 

初回に少しでもうまくいかない部分があると、

 

すべてがうまくいくまで最初からやり直そうとする。

 

 

■デニス式幸運をつかむための8か条

 

(1)  運をつかむ準備を整えておく。ただし、運は求めず、運がくることを待つこと。

 

(2)  運がやってきたすばやく動こう。

 

(3)  自分を「不運だ」などと愚痴を言わない(生きていられるんだから)。

 

(4)  大胆に。勇敢に。不運だからといってすぐにほかの道を探そうとしない。

 

(5)  すべてを自分でやろうとしない。人に任せる。人に任せることを他の人に教える。

 

(6)  とにかくやる。許可を得るより謝るほうがずっと簡単である。

 

(7)  富の探求でマジになりすぎない。ゲームにすぎないのだから。

 

(8)  運命の女神に会ったら、笑い飛ばそう。女神が与えてくれるものを受け取り、幸運を生かす。だが、礼は言わない。彼女が去ったら、すぐ、彼女のことを忘れる。

 

 

 

スポンサード リンク

■まとめ

 

ビジネスで成功するためには、タイミングをつかむこと!

これに尽きる。

 

タイミングを逃したら、何もうまくいかない。

逆に、タイミングさえつかめば、多少、粗削りなやっつけ仕事でも飛ぶように売れる。

 

ただ、そのタイミングは、人間にはわからない。

わかるようだと、それは、すでに遅れていることになる。

 

ただ、幸運の女神は、どうすれば微笑んでくれるのか?

 

大富豪のデニスは、真面目にコツコツ働くタイプの人間ではない。

 

チャンスをものにするとき、1日24時間、不眠不休で働くが、

それ以外は美人の彼女と遊びほうけている。

友人を招いてどんちゃん騒ぎをしている。

 

デニスは「幸運の女神を求めてはいけない」という。

お見合いパーティと同じで、追いかけると逃げるのだ。

 

それよりも、しっかりと準備をしておくこと。

そして、幸運をつかんで稼いだら、それに固執しないで、

すぐに次の準備に取り掛かることだ。

 

デニスはブルース・リーでボロ儲けしたが、

それがずっと続いたわけではない。

 

次の女神をナンパするために、準備を整えたのだ。