夫婦喧嘩を終わらせて夫婦円満になる方法
夫婦というのは、育ってきた環境の違う他人が同じ家に暮らすこと。
価値観も違うし、主義主張も違う。
意見の違いで衝突することもあるだろうし、好みの違いで嫌悪することもあるだろう。
喧嘩することだってあるだろう。
しかし、どうせ一度の人生なら、楽しく笑って生きていきたいもの。
なのに、夫婦が喧嘩ばかりしていたんじゃ、ちっとも楽しくない。
夫婦円満で暮らすにはどうすればいいのだろう?
30代40代の夫婦のアンケートで60%以上が「離婚を考えたことがある」と答えている。
誰でも一度は離婚を考えているのだ。
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■夫の嫌なところランキング
妻が夫を「嫌だなぁ」と思うことをリストアップしてみた。
・7位/優しさや配慮が足りないところ。
「ありがとう」の一言がないことに妻たちは不満を持っている。
仕事が忙しいことを理由にして、妻をほったらかしにしている旦那もいる。
妻を誉めようとしないし、けなしたりする旦那もいるようだ。
・6位/主婦をバカにしているところ。
主婦業もけっこう大変なのに、それをバカにする旦那のことを妻たちは嫌がっている。
休日でも家事を一切やらないし、ねぎらいの言葉もない。
ねぎらいの言葉を言えばいいのに旦那たちはそれができないのだ。
・5位/話を聞かないところ。
旦那にしてみれば、妻の話などつまらないように思えるのだろう。
結論はないし、役に立つ情報でもない、どうでもいい世間話なのだ。
でも、それを旦那が聞いてくれないと、妻は不満に思っている。
・4位/タバコ、ギャンブル、女、酒癖が悪いところ。
いくら注意してもタバコをやめようとしない旦那、ギャンブルに狂ってしまった旦那。
キャバクラ通いを自慢する旦那、夜遅くまで酒を飲んで帰ってくる旦那など、
妻たちは毛嫌いしている。
・3位/長年の癖や習慣が許せない。
「靴下を丸めて洗濯機に入れる癖」
「キレイ好きで何かと細かいこと」
「常にテレビをつけようとするところ」
「人のいるところで大きな音で鼻をかむ」
「いびきがスゴイ」などなど。
・2位/自分勝手なところ。
「テレビのチャンネルの主導権を握る」
「自分だけ趣味に没頭する」
「家族のことを考えないで自分が最優先」
「家族の予定はいつもドタキャン」
「自分に非があるのに絶対に謝らない」などなど。
・1位/ルーズなところ。
「靴をそろえないし、片付けない」
「トイレや洗面所の照明をつけっぱなし」
「食べたら食べっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなし」
「使ったものを元に戻さない」
「トイレのふたを閉めない」
「ゴミを散らかす」などなど
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■妻が嫌なところランキング
今度は逆に、旦那が妻に対して不満に思っていることをリストアップしてみた。
・8位/外見が劣化したこと。
「着ている服がヨレヨレ。まったく見た目を気にしなくなった」
「結婚して20キロ太った。冬場はムダ毛処理していない」
旦那としては、いつまでも妻には美しくあって欲しいのだ。
・7位/セックスが雑になったこと。
雑なら、まだいいほうで、セックスレスになったあげく、ちょっと手を触れただけで、
「触らないで!」
と妻が怒り出すこともあるという。
・6位/ご飯がマズいこと。
新婚当初はおいしい料理を作っていた妻も、
年数がたつと、だんだん料理も雑になる。
旦那たちは、そういうところに不満を持っているのだ。
・5位/働かないこと。
結婚するときに「共働きでいこう」と約束する夫婦は多い。
ところが、いざ結婚すると妻がまったく働こうとしないことが、
かなりの夫婦に起きている。
仕事がしたくなくて結婚する女性もいるので、旦那は騙されたことになる。
・4位/束縛が厳しいこと。
毎日、ケータイをチェックしたり、1時間ごとにメールを送るように命じたり、
旦那が飲んでいるときに「いつ帰ってくるの?」と30分おきに電話してきたり。
嫉妬深い妻は嫌われる。
・3位/上から目線なところ。
これは妻の性格によるが、男はプライドの高い生き物なので、
上から目線でものを言われると傷つく。
・2位/男癖が悪いところ。
他の男性と食事をするレベルなら許す旦那も多いだろうが、
浮気をしてしまったら、離婚問題に発展する。
・1位/姑と仲が悪いところ。
姑に限らず、夫の親族と疎遠になってしまったり、
親戚付き合いをしようとしない嫁は嫌われる。
旦那たちは、これを1位に選ぶようだ。
■離婚しないための対処法
(1) 我慢する。
相手を変えることはできないので、こちら側が我慢するしかないだろう。
嫌な相手を受け入れられるように、自分を変える努力をすればいい。
ただ、そう簡単に人間は変われるものではない。
(2)話し合う。
離婚調停に行っても、「まずは、夫婦で話し合ってください」と言われる。
周囲に相談しても、「夫婦で話し合いなさい」と言われるだけだ。
もともと夫婦でちゃんとコミュニケーションがとれていないから喧嘩するのだ。
いまさら、話し合えといわれても難しいだろう。
(3)距離を置く。
対処法として、距離を置くという方法がある。
しかし、この方法だと家庭内別居の仮面夫婦になってしまう危険性がある。
これは人生の多くの時間を苦悩と不満に費やすことになる。
いずれにしても、こうした対処法だと根本の解決にはならないだろう。
お互いの意見は食い違い、対立が浮き彫りになるだけだ。
さらに、多くの人たちが勘違いしていることがある。
それは、夫婦喧嘩を解決する方法として、
どちらが正しいかをジャッジしようとすることだ。
「常識で考えてみろよ。家庭を経済的に支えているのはオレなんだから。
家のことはちゃんとやってくれよ」
と常識をたてにして自分が正しいと主張する旦那もいる。
「友だちに聞いたけど、みんなあなたが悪いって言ってるわ。
家事をやってる私に感謝の一言もないなんて許せない」
と周囲を味方につけて、旦那を責める妻もいる。
自分が正しくて、相手が間違っていると思っているうちは、何をしても夫婦円満は無理だ。
まずは、相手をジャッジしないこと。
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■離婚寸前の夫婦がヒプノセラピーで救われた話
夫婦円満にするにはどうすればいいかわかっているはずだ。
お互いが優しい言葉をかけ、感謝の気持ちを伝え、いたわり合い、愛を伝えることだ。
相手のことを誉め、スキンシップを多く取り、生活面でも精神面でも助け合うことだ。
しかし、わかっているけど、それができないのが人間。
どうしても感情がコントロールできずに怒ってしまったり、
相手を拒否してしまったりする。
それは、無意識レベルで、そうなっているからだ。
だから、いくらカウンセリングを受けても改善しない。
無意識を変えなければいけないのだ。
そこで、ヒプノセラピーが役立つ。
天才ヒプノセラピストのミルトン・エリクソンにこんな逸話がある。
ある夫婦がミルトン・エリクソンのところへセラピーを受けにやってきた。
夫婦は離婚寸前だった。
夫は正統的なニューイングランドの家庭で育った。
妻はのんびりとした農家の出身だった。
夫婦は、育ってきた環境がまったく違っていた。
ミルトン・エリクソンが夫婦の話を聞いていると、
妻の好みを夫が微妙に理解していないことがわかってきた。
そして、そのことで妻が不満に思っていた。
「私が行きたいレストランに連れて行ってくれるのですが、
料理は全部、この人が決めてしまうんです。
おかげで、私は食べたいものがまったく食べられません」
と妻は訴えた。
さらに、夫は週末には妻に花を買ってきたが、
それはいつでも妻の好みの花ではなかった。
そうしたことが積もり積もって妻の不満が爆発した。
ヒプノセラピーのセッションを終えて、ミルトン・エリクソンは、夫婦に課題を出した。
「週末に、もう一度、レストランで食事をすること。そのとき、レストランまで回り道を通って行くこと。そして、レストランでは、妻のメニューと夫のメニューを取り換えて、妻の好きな料理を注文すること」
夫婦はミルトン・エリクソンの指示を実行した。
おかげで夫婦は素晴らしい時間を過ごした。
2回目のセッションでは、次のような課題を夫に出した。
「ニューススタンドへ行って古い新聞を買ってきてください。その新聞を花屋さんへ持っていき、おかしな組み合わせの花を買って、その新聞に包んでもらってください。花屋さんには、ちょっといたずらをするんだと言えばいいでしょう」
夫は、それを実行した。
そして、その、おかしな組み合わせの花束を妻にプレゼントした。
妻はそれを大いに喜んだ。
夫婦は交流の新しいやり方を見出し、調和した結婚生活を送るようになった。
これはヒプノセラピーの「パターンの介入」というテクニックだ。
いままでやっていたパターンに少し変化をもたらすことで生活を改善していく技法。
小さな変化がやがて大きな結果となって実を結ぶのだ。
■まとめ
ヒプノセラピーによって潜在意識の深い部分にアプローチしているからこそ、
「パターンの介入」も成功する。
喧嘩ばかりしていて、離婚を考えている夫婦が、
少しでも円満な生活を送りたいのであれば、
一度、ヒプノセラピーを受けてみることをおススメする。
これ以上、苦しい生活を送るのは一刻も早くやめてください。
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