結婚への恐怖を克服する方法

 

結婚への恐怖を克服する方法

 

結婚を天真爛漫に幸せへのゴールだと思っている人は、どれほどいるだろうか?

多くの人は、結婚を墓場とか地獄とか、ネガティブにとらえているようだ。

 

それゆえ、無意識に結婚を忌避している人も少なくない。

無意識レベルで結婚を嫌っているから、表向き、いくら婚活に努力しても、

その婚活はうまくいくわけがないのだ。

 

まずは、結婚に対してどのような恐怖があるのかを紹介しよう。

 

あなたも、もしかすると思い当たることがあるかもしれない。

 

 

 

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■結婚に対する6つの恐怖

 

・恐怖1/相手に深入りする恐怖

人間は、常に自由にいたいと思うもの。誰かに深い入りするとその自由がなくなるように感じるのだ。

 

・恐怖2/傷つけられる恐怖

人は誰しも、傷つけられるのは嫌だ。怖い。傷つきたくないという気持ちが強いと、結婚だけでなく恋愛に対しても消極的になる。

 

・恐怖3/私なんかで大丈夫かという恐怖

常に他人と自分を比較している人は、自分が見捨てられるのではないかという恐怖がつねにつきまとっている。

 

・恐怖4/変化への恐怖

変化は誰しも怖いものだ。できることなら、現状維持をずっと続けていたいと誰もが思っている。人間には現状維持装置があるから・・・。

 

・恐怖5/周囲の目が怖い

常に人の目を気にして生きている人は、結婚に限らず、恋愛やデートさえも、罪悪感を持ってしまい、誰かに叱られるのではないかと恐怖におびえている。

 

・恐怖6/相手の両親と家族になる恐怖

最近では、2世帯が同居する家族は少なくなった。しかし、相手の両親と別居するとしても、赤の他人と家族になり、今後親戚付き合いをするとなるとゾッとするという。

 

結婚は、人生の大きな変化を意味している。

誰しも、そこに恐怖と不安を感じているはず。

この恐怖と不安を抱えたまま、結婚しても幸せにはなれない。

まずは、自分の内面を見つめて、この恐怖と不安を取り除いてから結婚するといいだろう。

 

 

 

■結婚の恐怖と不安を取り除く

 

結婚に対する恐怖と不安を取り除くには、どうすればいいのか?

カウンセラーたちは、

「その思いを吐き出せば恐怖と不安は取り除けます」

と言う。

 

果たして、そんなことでうまくいくのか?

たしかに、誰かに話してみれば、少しは気持ちが楽になるだろう。

改善したような気持ちになるかもしれない。

しかし、すぐに恐怖と不安はやってくる。

 

「恐怖と不安の原因となるものを取り除けばいいじゃないか」

という意見もあるだろう。

 

結婚すると自由を失うと思っているのならば、

結婚しても自由に遊ばせてくれる相手を選べばいい。

傷つけられるのが怖いのならば、

絶対に傷つけない相手を選べばいい。

見捨てられる恐怖があるのならば、

絶対に見捨てないという相手を選べばいい。

 

しかし、そんな相手がいるだろうか?

少し考えればすぐにわかる。

そんな相手など、どこにもいないのだ。

 

 

では、どうすればいい?

 

 

 

■ミルトン・エリクソンが解決した結婚恐怖症の女性

 

天才ヒプノセラピストのミルトン・エリクソン博士のもとに、

美しい女性がやってきた。

名前はアン。

 

アンは伝統的なメキシコ系アメリカ人の24歳だった。

アンは母親と2人の未婚の叔母に、かなり過保護に育てられた。

大切に、大切に、育てられたのだ。

 

アンはアメリカ空軍の男性と婚約していた。

相手は申し分のない男性だった。

ところが、アンは、結婚式が近づくたびに、式の延期を申し出ていた。

もう、かれこれ48か月も延期していた。

 

第1回目のセッションでミルトン・エリクソンは、アンを催眠状態にして、

暗示療法を行った。

 

催眠をといて、ミルトン・エリクソンは、

「次の面接には、母親や叔母たちと一緒ではなく、1人で来てください」

と指示した。

 

過保護に育てられたアンの身を案じて、母親や叔母たちがついてきていたのだ。

 

第2回目のセッションのときには、アンは母親だけともなってやってきた。

催眠療法を終えて、ミルトン・エリクソンは、母親と同居している家から引っ越して、

独り暮らしをするように指示した。

 

そのころ、ついに、アンの婚約者の男性が手紙で、

「もしも、あなたが翌月に私と結婚しないなら、私は婚約を破棄します」

と言ってきた。

 

第3回目のセッションのとき、ミルトン・エリクソンは、

「本当に、その男の人と結婚したいのですか?」

とアンに尋ねた。

「はい」

とアンは答えた。

そこでミルトン・エリクソンは、アンを催眠状態にして、

暗示療法を行った。

 

この3回のセッションで、アンは結婚することができた。

母親や叔母たちは盛大な結婚式を計画していたが、

アンはきっぱりと「ノー」と言えた。

そして、アンが望む、小さな結婚式をあげた。

 

アンは結婚して4人の子どもをもうけた。

 

 

 

 

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■まとめ

 

ヒプノセラピーは、

暗示療法や前世療法、年齢退行療法など、

いくつかの技法を組み合わせて行う。

 

カウンセリングのときに、症状を聞いて、

どのような療法が最適なのかを見極めてセッションする。

 

セッション後は、まるで魔法にかかったみたいに人生が好転する。

それは、無意識レベルで変化を起こし、

無意識に思考パターンや行動が変わっているから、魔法がかかったみたいに感じるのだ。

 


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