離婚を回避する方法
相手から離婚を突き付けられるのは、たいがいは突然です。
いきなり離婚届けをテーブルに置かれて
「そこにサインしてね」
と言われたり、
夫が出張から帰ってみたら、妻の服や持ち物がすべてなくなっていたとか、
逆に夫のほうから「別れてくれ」と言ってきたり、
とにかく、離婚は突然やってきます。
言われたほうはびっくりです。
どう対処していいのか、わかりません。
「とりあえず、落ち着こうよ」
と言っても無駄です。
相手は、熟慮に熟慮を重ねて出した決断なのですから。
スポンサード リンク
■離婚を回避したいなら絶対にやってはいけない5つのこと
(1)別居しないこと。
別居すると離婚に傾きます。
(2)子どもを理由にしないこと。
子どもが理由で離婚が回避できたとしても、家庭内別居状態になります。
(3)1人で悩まないこと。
とにかく専門家に相談したほうがいいです。
(4)感情にまかせて話さないこと。
感情をむき出しにすると逆効果です。
(5)相手が悪くても否定しないこと。
自分が正しくても「ごめん」と謝ることで離婚を回避するチャンスが生まれます。
離婚を回避するには、この5つのことは、本当に重要です。
東京ヒプノセラピーサロンに、何組も夫婦が来られていますが、
この5つのこと破ってしまうと、離婚につき進んでしまいます。
くれぐれも言っておきます。
離婚を回避したいのであれば、絶対に、この5つのことは守ってください。
■離婚を回避するためにできる7つのこと
離婚を回避したいのであれば、次の7つのことができるように努力してください。
ちょっと難しいかもしれませんが、
努力をやめてしまうと、離婚になってしまうでしょう。
(1)価値観の違いを受け入れる。
「自分が正しくて、相手が間違っている。だから、相手を説得しよう」とすると、
絶対にこじれます。
相手が浮気をしていたとしても、浮気をした相手にも言い分があるのです。
離婚を回避したいのであれば、怒りをグッと抑えて、相手の言い分を聞く必要があります。
(2)相手を立てる。
感謝の気持ちを持って、それを言葉にしてみましょう。
感謝の気持ちが足りないと、どんなに正論を吐いたとしても、
相手は離婚を主張するでしょう。
(3)生活スタイルの違いを受け入れる。
部屋に入ってすぐに靴下を脱ぐという、
ちょっとしたことが相手には嫌で嫌でしょうがないかもしれません。
「え? こんなことが原因なの?」ということもあるのです。
(4)これまでの行動を振り返って改善する。
悔しいかもしれませんが、離婚を回避したいと思うあなたが、改善しなければいけません。
相手を変えようとするとこじれてしまいます。
夫が言葉の暴力や身体的な暴力をはたらくDV男だった場合、
妻の両親などが出てきて100%離婚になります。
もしも、あなたが相手に暴言を吐いていたりしたら、即刻、改善してください。
(5)離婚したくないという思いを手放す。
離婚したくないと強く思いすぎると、かえって相手を束縛することになり、
よけいダメになってしまうケースが多いのです。
(6)相談できる第三者を持つ。
仲介役がいると2人の関係も円滑になります。
問題を客観視してくれますから。
(7)とにかく、よく話すこと。
感情的にならず、落ち着いた、静かな気持ちで、おしゃべりすることです。
相手を否定しないように気をつけながら話してみてください。
■相手が精神的に問題を抱えている場合
人は誰でも、精神的に何らかの問題を抱えているものです。
あなたも、相手も、少なからず心の問題はあるはずです。
まずは、自分の心の問題を解決しましょう。
自分の心の問題を解決してから、相手の問題を考えることをおススメします。
過去のトラウマがいつまでも引っかかっているかもしれませんし、
幼少期に母親から言われたセリフにずっと支配されているかもしれません。
性的な障害があるかもしれないのです。
とくに、セックスに関する不一致は、なかなか夫婦間でも率直に話せないものです。
天才ヒプノセラピストのミルトン・エリクソンが、
こんな夫婦のトラブルを解決したエピソードがあります。
それは、医者と看護師の夫婦でした。
性の不一致に夫は悩んでいました。
妻は、結婚当初からセックスをしようとしませんでした。
夫が何度も説得し、何とか、暗闇のなかで性行為を妻が許してくれました。
そして、子どもも生まれました。
しかし、その後は、セックスレスになったのです。
ある日、夫は、思い余って、妻のナイトガウンとパジャマをはぎ取って、
妻を裸にしました。
妻はパニックに陥り、病院へ入院することになりました。
妻は電気ショック治療を受けましたが、少しも良くなりません。
他の精神科医の治療も受けますが、少しも改善しませんでした。
さらに、他の精神科医に行くと、
もっと強いショック療法をするようにアドバイスされます。
夫は、それに反対しました。
夫は、妻に謝り、自分が間違っていたことを悟ります。
そして、夫は妻をともなってミルトン・エリクソンのもとへ訪れました。
ミルトン・エリクソンは妻に
「私の患者になりたいですか? 私はショック療法は用いません」
と言います。
「ショック療法やホルモン治療は嫌ですけど、そんなに怖くないものだったらいいです」
と妻は答えました。
カウンセリングのときに、ミルトン・エリクソンは、
この妻が踊りが好きで、ピアノを弾いていたことを知ります。
このことをヒプノセラピーに利用します。
ミルトン・エリクソンは妻を、深い催眠状態に誘導しました。
そして、イメージの世界で、妻がバレエを踊る姿を見ませます。
しかも、裸で踊っています。
脚を高く上げたとき、そばで夫が笑いながら拍手をしているシーンをイメージさせます。
夫の腕のなかに倒れて、運び去られるまで、激しく踊るのです。
ミルトン・エリクソンは妻が催眠状態のときに
「あなたはもう5回、空想を繰り返すべきです。
もし、あなたが繰り返さないのなら、私はあなたのために、
心に何かずっと悪いことをするでしょう」
と言います。
さらに、金曜日の夜に、夫婦が素晴らしい時間を過ごすことを、克明に
まるで映画を観るように描写して、妻に暗示しました。
そうやって、その日のセッションを終えました。
1週間後に、夫がミルトン・エリクソンに電話で、
金曜日に、新婚旅行のように素晴らしい夜を過ごしたことを報告しました。
2回目のセッションのとき、妻は、少し恥ずかしがりながら、
金曜日の夜のことを報告します。
セックスに対する抑制と恐怖がなくなったことを妻は喜んでいました。
スポンサード リンク
■まとめ
ミルトン・エリクソンが行ったのは、
ヒプノセラピーのなかの暗示療法というものです。
催眠状態になると、暗示がかかりやすくなりますので、
自分の未来を克明にイメージすることができれば、
望み通りの未来が手に入るのです。
この女性は、その後、明かりがともるなかで、
裸で踊りながらベッドに入れるようになったそうです。
ヒプノセラピーで、この女性の人生が大きく変化しました。
もしも、ミルトン・エリクソンのヒプノセラピーを受けていなかったら、
何十年も、何十年も悶々とした日々を重ねたことでしょう。
もしかしたら、この夫婦は離婚したかもしれません。
ヒプノセラピーが離婚を回避することに、
大いに役立ったわけです。
コメントをお書きください