恋愛はなかなか長続きしないものだ。
短い人だと、1週間で別れてしまったというケースもある。
どうすれば恋愛がうまくいくのだろうか?
愛にあふれた、素晴らしい恋愛を1年くらい続けて
結婚のゴールを決めるのが理想ではないだろうか?

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■恋愛がうまくいく19の方法
恋愛カウンセラーたちの意見をまとめてみると、
恋愛をうまくいかせるには、
次のことを実践するといいらしい。
1、冷静さを失わない。
2、ひとりの時間を大切にする。
3、決して他人と比べない。
4、恋愛相手を束縛しない。
5、マンネリに陥らないように努力する。
6、常に感謝の心を持つ。
7、好きな人を信頼する。
8、嘘をつかない。
9、恋愛を思いっきり楽しむ。
10、 対等の関係を築く。
11、 相手に対する思いやりを持つ。
12、 相手以外の周囲の人にも優しくする。
13、 言い訳をしない。
14、 「ありがとう」「ごめんなさい」を言う。
15、 自分を磨く。
16、 無償の愛を与える。
17、 報告、連絡、相談をこまめにする。
18、 見た目を変えてみる。
19、 内面のマイナスな心を見直す。
たしかに、これ全部ができたら恋愛はうまくいくだろう。
こんなパーフェクトな人間がいたら、誰だって結婚したいと思うし、
ずっと一緒にいたいと思うに違いない。
しかし、こんなこと、できるわけがない。
たった1つでもできたら、素晴らしいだろう。
たとえば、「恋愛相手を束縛しない」という項目がある。
誰だって、相手を束縛してはいけないことくらいわかっている。
しかし、それがなかなかできなくて苦労するのだ。
相手がちょっと、夜、飲みに出かけたりすると、
どんな飲み会なんだろうか、異性がいたりするんだろうか?
と、いろいろ気をもむことになる。
そして、ついつい言わなくてもいいのに、
「誰と飲んだの?」とか
「私とデートするより楽しかった?」とか、
「何で連絡くれなかったの? メールくらいできたでしょ」と、
嫌味なことを言ってしまうのだ。
■人間関係がうまくいかない原因を知ること
人を愛する前に、自分を愛する必要がある。
自分を愛していない人間に、人を愛することはできない。
だから、まず、自分を愛しているかどうかを自問してみることだ。
そこで、自分が自分を愛していなかったことに気づくかもしれない。
いわゆる自己愛である。
気づいて自分を愛する努力をしたとしても、なかなかすぐに自分を愛することはできない。
どうしても、自分を愛することができないのであれば、
なぜ、愛せないのか、その原因を探る必要がある。
原因は人それぞれ、あるだろう。
その原因を究明し、問題を解決して、自分を愛することができるようになれば、
今後の恋愛がうまくいく。
恋愛だけでなく、すべての人間関係もスムーズにいくはずだ。
その原因を探り、問題を解決するときに有効なのが、ヒプノセラピーである。
天才ヒプノセラピストのミルトン・エリクソンは、うつ病の23歳女性を、
幸せな恋愛から素晴らしい結婚へと導いたエピソードがある。
このエピソードを聞けば、自分が愛せない原因と解決方法が見つかるかもしれない。
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■23歳女性の母親は道徳的だった
母親は23歳女性が幼いころ、こんなことを言っていた。
「良い女の子は、男の子に決して何もさせないものよ」
このセリフが、彼女の無意識レベルのなかにずっと残っていた。
この記憶が、彼女にとっては、黒い膿のように彼女の人生に痛みをもたらしたのだ。
「もし、男の子に何かさせたら、その女の子は汚らわしい存在になる」
と彼女は、セックスに対して、母親から厳しく警告された。
23歳女性の母親は、彼女が13歳のときに亡くなった。
ところで、彼女は20歳のとき、こんな体験をしている。
彼女の仲のいい友人は隣家に住む同じ年の女の子だった。
そして、彼女と友人は、1人の青年に恋をした。
青年は友人と親しくなり結婚した。
彼女は失望したが、その1年後に友人が肺炎で死んだ。
彼女は悲嘆に暮れていた。
あるとき、青年は、彼女に求婚してキスをしようと迫ってきた。
彼女は青年の体に嘔吐し、2人はその先に進展することはなかった。
このエピソードについて、彼女はこのようにコメントした。
「彼が悪いのではなく、私が汚らわしいんです」
小さいころに聞いた母親の呪文に彼女は縛られていた。
彼女のうつが始まったのは、このときからだった。
■ミルトン・エリクソンはどのように彼女を治したのか?
ミルトン・エリクソンは、彼女を催眠状態にし、年齢退行療法を行った。
年齢退行療法というのは、ヒプノセラピーのテクニックの1つで、
年齢をさかのぼって追体験することだった。
ミルトン・エリクソンは、彼女を10歳から13歳のどこかに退行させた。
そして、そのころ、性について教わったことをすべて語るように指示した。
彼女は、母親から言われたこと、セックスは汚らわしいこと、
そして、それをした女の子は汚らわしくなることなどを語った。
ミルトン・エリクソンは、そこで、彼女の母親が、性について、
現実とは違う適切な教育を彼女に与えたと暗示した。
もしも、母親がまだ生きていたら、どんな教育をしたか、考えさせた。
そこで、1回目のセッションは終了した。
2回目のセッションに訪れたとき、彼女は、
「うつになることが減りました」と報告するとともに「セックスへの見解が変わってきました」と言った。
3回目のセッションでは、
「私は、何が悪かったのか悟りました」と彼女は言った。
さらに「適切な性道徳とは何でしょうか?」と彼女はミルトン・エリクソンに尋ねた。
「キスしてハグして、ペッティングする行為をどう思いますか?」
彼女はそんなきわどいことも口にするようになった。
「人は個々の考えと性格の通りに、自身の道義に従わなければいけません」
とミルトン・エリクソンは答えた。
「先生は性的な感情を持つことは問題ないと思いますか?」
「そうすることは、すべての生きている生き物にとって自然なことです。
もし、あなたのお母さんが生きていらっしゃったら、間違いなくこの意見に同意したでしょう」
さらに、彼女はこんなことを言った。
「キスすることは、素晴らしいスポーツですね」
4回目のセッションでは、
「私はセックスについて新しい理解を示すようになりました。
それと私は前回の面接であまりにも心が入れ替わったので、
彼に操を捧げたいと思いました」
と彼女は言った。
見違えるような変化だった。
その後、彼女は青年と婚約した。
彼女は結婚式の前に、ミルトン・エリクソンを訪ね、若干の基本的な性教育を受けた。
2年後、彼女は1人の子どもをもうけた。
その間、一度もうつになることはなく、幸せな結婚生活を続けた。
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■まとめ
どんな人でも、必ず無意識のなかに黒い膿をたくさん抱えている。
その黒い膿をすべて吐き出すには、
ヒプノセラピーを3回から4回受ける必要があるかもしれない。
もしかすると、1年から3年かかるかもしれない。
個人差はあるだろう。
しかし、いくら時間がかかってもいいから、心の底に沈んでいる
黒い膿はすべて吐き出しておかなければ、素晴らしい人生を送ることはできない。
恋愛がうまくいかないのも、この黒い膿のせいだ。
仕事や人間関係がうまくいかないのも、この黒い膿が無意識のなかで暴れているからだ。
しかし、この黒い膿はヒプノセラピーで吐き出すことができる。
すべて吐き出せば、人間は自然と豊かで幸せになる。
人間はそうできているのだ。
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