ミルトン・エリクソンに学ぶ驚異の会話術

偉大なヒプノセラピストでもある

精神科医のミルトン・エリクソンのテクニックを会話術に応用する

 

具体的な事例について、

シリーズでお届けしています。

 

まずは「恋愛編」です。

 

 まだお付き合いをはじめる前の段階では、どんな言葉の使い方をすればいいのでしょうか? 

お見合いパーティで声をかけられた男性とどんな話をすればいいのでしょう? 

 

職場の気になる男子社員とどんな会話をすればいいのでしょう? 

会社のお得意先の人に食事に誘われたとき、何を話せばいいのでしょう? 

 

同じ中学からずっと知り合いの幼馴染とは? 

友人に紹介された男性とは? 

バーで声をかけられた人とは?

 

プライベートでも、仕事場でも、出会いはたくさんあります。

そんなとき、あなたは、どんな言葉を使っていますか?

 

言葉ひとつで、あなたは「ステキな女性」にもなれるし、「嫌な女」にもなれます。

どうせなら、すべての人から「ステキな女性」だなと思ってもらいたいですよね。

 

 

もちろん、嫌な男から「ステキな女性だな」と思ってもらう必要はありません。

 

嫌な男にまで媚びを売る必要はないのですから。

 ただ、言葉の使い方を選ぶことと、媚びを売ることは違います。

 

私は、単純に、言葉の使い方を選びましょうとおススメしているだけです。

 

言葉の使い方をちょっと変えるだけで、嫌な男からも良い男からもわけへだてなく「ステキな女性だな」と思ってもらうことが可能です。

 

 もしかすると、嫌な男の知り合いにベストパートナーが潜んでいる可能性もありますし、

嫌な男に不愛想な態度をとっていると、影であなたの悪口を言われるかもしれません。

 

ですから、嫌な男にも、良い男にも、わけへだてなく「ステキな女性だな」と思ってもらうことのほうが得策でしょう。

 

 それでは、さっそく「ステキな女性だな」と周囲から思ってもらうためには、どんな言葉の使い方をすればいいのかをご紹介しましょう。

 

※参考文献は下記の本です。

よかったら、こちらも読んでみてください。

 

 

●パーティで声をかけられたとき

 

 お見合いパーティや合コンなど、初対面の相手と何を話せばいいか、困りますよね。

いきなり「お仕事は何をされてるんですか?」と聞くのも不躾な感じがします。

 

自分の仕事を明かしたくない人もいますし、有名企業に勤めている人は、逆に自慢したくないという気持ちがあるかもしれません。

 

かといって、時候の挨拶で「今日は、良い天気でよかったですね」などと話しても盛り上がりません。

 

できれば、相手の心をくすぐるような、実のある話をしたいですよね。そのためには、いったい、どんな言葉を使えばいいのでしょうか?

 

 

【悪い例】

 

 あなた「どちらにお住まいなんですか?」

 

 相手「東京ですけど」

 

 あなた「東京のどちらですか」

 

 相手「まあ、東急東横線の沿線です」

 

 あなた「お仕事は何をされてるんですか?」

 

 相手「IT関係です」

 

 あなた「趣味は何ですか?」

 

 相手「食べ歩きですかね」

 

 あなた「大学はどちらですか?」

 

 

〈悪い理由〉

 根ほり、葉ほり、質問責めにしていますね。これじゃあ、まるで尋問です。

 尋問を受けて喜ぶ人はいません。初対面だと、沈黙が怖くて、つい、次々と質問して話が途切れないように気が焦ったりするものです。

 

間が空くと、相手がどこかへ去っていくような気がしますしね。

 

立食パーティなら、長時間、相手を独占することはできません。

短い時間を楽しむことです。

 

 

【良い例】

 

 あなた「私は、いま府中市に住んでるんですね。最寄駅は京王線中河原駅です。○○さんは、どちらにお住まいですか?」

 

 相手「私は目黒に住んでます。最寄りの駅は学芸大学です」

 

 あなた「へえ。学芸大学ですか。行ったことはないんですけど、駅前には商店街とかありますか?」

 

 相手「ありますよ」

 

 あなた「居酒屋とか、焼き鳥屋とかもある?」

 

 相手「もちろん、ありますよ」

 

 あなた「もしかして、行きつけのお店とかあったりします?」

 

 相手「ありますよ」

 

 あなた「どんな店ですか?」 

 

 相手「庶民的な食堂ですけど、そこの餃子がチョーうまいんですよ」

 

あなた「私、餃子大好きです。今度連れて行ってください」

 

 

【ポイント】

 

 これは、会話の基本中の基本です。

 

 

「自分から先に自己開示して、それから相手の個人情報を聞き出す」ということ。

 

 

自分の個人情報を先に言わずに、相手の個人情報を根ほり葉ほり聞き出そうとすると、相手は嫌がります。

 

 そして、あなたが「私は、いま府中市に住んでるんですね。最寄駅は京王線中河原駅です」と先に言えば、

相手は、住んでいる市町名と最寄駅を答えればいいんだなということがわかります。それだけ、答えやすくなるわけです。

 

こんなふうに、相手に答えやすい質問をすることを心がけてみましょう。

 

 そして、1つの答えを引き出したら、そこから会話を広げていきます。

 

 

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●初対面の人と親密になりたいとき

 

 お見合いパーティや合コンなどで、ちょっとだけ親密な関係になりたいとき、どんな会話をすればいいのでしょうか?

 根ほり葉ほり質問するのも失礼になりますし、人生のこととか哲学的な話をしても重く感じられるかもしれません。

 

 でも、初対面から一気に距離を縮めて、次のデートの約束まで取り付けたいですよね。

 

そんなとき、どうすればいいのでしょうか?

 

 

【悪い例】

 

 あなた「私、半年前にひどいフラれ方をしたんですよね。もう、最悪でした」

 

 相手「どんなフラれ方だったんですか?」

 

 あなた「お付き合いする前に、ちゃんと自分をさらけだして、ありのままの私を見てもらおうと思ったんですね」

 

 相手「ありのままが一番ですよね」

 

 あなた「私、実は、バツ2なんです。そのことを先に言ったら、バツ1なら許せるけど、バツ2は学習していないってことですよね、って言われたんです。あなたは、ありのままを受け入れてくださいますよね」

 

 相手「え?!」

 

 あなた「しかも、子どもも1人いるんです」

 

〈悪い理由〉

 こうした暴露話は、初対面のときは、控えたほうがいいでしょう。

デートを何度か重ねたあとにするのがいいのではないでしょうか。

 

 まずは、あなたの人間性をしっかりと見ていただき、魅力をアピールしたあとに、暴露するのが望ましいです。

 

 結婚を意識している男女は、総合的な計算をします。

たとえば、性格が明るいのはプラス。料理がうまいのもプラス。片付けができないのはマイナス。

美人なところはプラス。

社交的で会社の上司にも紹介できるところはプラス。

 

そして、離婚経験があるのはマイナス。

 

合計してプラスになっていたら結婚相手としてふさわしいと考えます。

 

 なのに、マイナス面から先にアピールしてしまうのは、考えものです。

 

 

【良い例】

 

 あなた「下の名前は何とおっしゃるんですか?」

 

 相手「マサアキです」

 

 あなた「ステキなお名前ですね。マサアキさんの名前はどんな漢字を書くんでしょうか?」

 

 相手「マサは雅(みやび)です。アキは、昭和のしょうの字です」

 

 あなた「私はいま府中市に住んでいるんでて、最寄り駅は中河原なんですけど、マサアキさんは、どちらにお住まいなんですか?」

 

【ポイント】

 ポイントは、ファーストネームを聞き出して、それを何度も使うことです。

人間は誰しも、自分のファーストネームを呼ばれると、親密感を持つものです。

 

初対面の席では、それくらいにしておくほうがいいでしょう。

 

多くの婚活本には、「合コンは女の決戦場。

 

相手の体に触りまくって、男の心をゲットしろ!」などと書いてありますが、初対面でベタベタ触られると軽い女だと思われるので要注意です。

 

 

 

 

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●さらに親密な関係へ発展させる方法

 

 パーティとかコミュニティなどで何度か会う関係の場合、なかなか次の段階へと発展していかないものです。

何となく知っているという関係です。

 

最近は、すぐにSNSでつながりが持てます。そして、コミュニティの一員になるのも早くできます。

 

「日本酒が好きな人が集まる会があるんだけど」

 

「新宿で遊ぼうっていう会があるんだけど」

 

「ガンダム好きが集まるんだけど」

 

 コミュニティでは、定期的に飲み会が催されていたりします。

つまり、定期的に、何度か会うという関係です。

そんな場合の上手な言葉の使い方を紹介しましょう。

 

 

【悪い例】

 

あなた「無精ひげ君さぁ。唐揚げ食べる?」

 

相手「はい。でも、何で、ボクが無精ひげ君なんですか?」

 

あなた「なんか、いつも無精ひげ、はやしてるじゃん。はい。唐揚げ、食べな」

 

相手「ありがとうございます」

 

〈悪い理由〉

 「無精ひげ君」というようなネガティブなニックネームは、やはり、マズいですね。

ネガティブな名前をつけられて嬉しい人はいませんし、そんな名前をつけられたら性格までネガティブになってしまうかもしれません。

 

 

【良い例】

 

あなた「ガンダム教授、唐揚げはお好きですか?」

 

相手「はい。好きですよ」

 

あなた「教授は、唐揚げにレモンをかける派ですか?」

 

相手「ええ。かけるほうです」

 

あなた「じゃあ、かけさえていただきますね」

 

【ポイント】

 相手が物知りで、博学なタイプのひとだったら、「教授」というニックネームは、喜ばれます。

相手が、どう呼ばれると喜ぶのかを観察してみてください。「殿」とか「師匠」と呼ぶと、嬉しそうな顔をするかもしれません。

もしかすると、「新宿の生田斗真」とか「渋谷のジャニーズ」とか、言われると喜ぶかもしれません。

 

相手をよく観察して、ポジティブなニックネームをつけて、頻繁にその名前で呼んでみましょう。

 

他の誰もそのニックネームを使わなくてもいいんです。

あなただけが、その名前で呼べばいいのです。

 

ミルトン・エリクソンは娘夫婦が養子としたベトナム人の子キムバリーに愛情を込めて「ジンジャーブレッド・ガール」と呼んだそうです。

特別なカードや手紙を書いて送ったり、「ジンジャーブレッド・ガール」の手作り人形をプレゼントしたり、特別に扱ったそうです。

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    リンカ (火曜日, 06 3月 2018 12:42)

    良い例と悪い例がわかりやすく説明してあり読みやすいと思いました。

    私は悪い例を使ってしまう人がよくわからないのですが、悪い例を使ってしまう人にも何かしら理由があるのではないかと感じています。その心理状態を分析して良い例に導くと、もっとわかりやすく読めるかもしれません。

  • #2

    リンカ (火曜日, 06 3月 2018 12:43)

    なぜかコメントダブルで入ってすみません!

  • #3

    品田 (木曜日, 08 3月 2018 00:57)

    お世話になっております。

     一回目に読んだ感想(第一印象)についてコメントさせていただきます。

     自己開示について書かれた直後に、得られるメリットについて補足説明が欲しいと、直感的に感じました。

     私も含め、ノウハウを知りたい人は、実践することで得られるメリットをすぐに知りたがる気がします。

     また、スマホでブログを読むことに慣れた世代は、文章を読むスピードが早い(悪く言えば流し読みしてしまう)ため、想定されているより早く結論を知りたがる気がします。