人生の苦しみを手放す方法

 

ヒプノセラピストの高橋フミアキです。

先日、こんな悩み相談を受けました。

 

 

【悩み】

 

 

■ヒプノセラピーで呪いはとけますか?

 

 

もしかすると私は呪いをかけられているのではないでしょうか?

そんな気がしてきました。

私は小さいころから母親からこんなことを言われたのです。

 

「うちは貧乏なんだから、我慢しなさい!」

 

母の口ぐせでした。

新しい靴が欲しいと私が言うと、母は必ず「うちは貧乏なんだから、我慢しなさい!」と言います。

海外留学して英語を学びたいんだけどと私が言うと、「うちは貧乏なんだから、我慢しなさい!」と母は言いました。

 

そして、いつの間にか、私は、何も望まない子どもになったのです。

「うちは貧乏なんだから、我慢しなさい!」

この言葉は私の人生に大きな影響を及ぼしました。

 

何も望まないので、やる気も活力も起きません。

まるで死んだように生きているだけです。

ヒプノセラピーでこの呪いはとけるでしょうか?

 

 

 

 

 

【答え】

 

■魔術的な思い込みを潜在意識に刻印する!

 

 

もちろん、ヒプノセラピーで呪いをとくことができます。

時間はかかるかもしれませんが、根気よく取り組めばとけない呪いなどありません。

そもそも、呪いというのは、アナタ自身が魔術的に思い込んでいるだけなのですから。

 

子どもの考え方は魔術的です。

「私がいけない子だからパパとママは喧嘩するんだ」

「私のママは私の心を見通すことができる」

「私がいつもパパを怒らせてるんだ」

 

そんなふうに思い込んでしまいます。

 

そして、傷ついたインナーチャイルドを抱え込んだままの親たちは、子どもの魔術的思い込みを強化してしまうのです。

「アナタはいけない子ね。将来、ろくな人間になれないわよ」

「アナタの考えてることくらいわかるわよ」

「アナタのせいで命が縮んでしまったわ」

など。

親たちは、ネガティブな言葉を平気で子どもに吐き出します。

 

子どもが魔術的に考えることはごく自然なことです。

ただ、それを大人たちが強化することで、子どもたちは魔術的な思い込みを潜在意識に刻印していきます。

 

潜在意識に刻印した魔術的思い込みは、大人になって、アナタを苦しめます。

 

 

 

 

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■30代キャリア女子が魔術的に思い込んでしまったものとは?

 

 

結婚と離婚を5回も繰り返した30代の女性がいました。

何度結婚しても彼女のもとに幸せは訪れません。

毎回、相手の男性とひどい喧嘩をしてわかれてしまいます。

相手を深く傷つけ、自分も傷つき、ボロボロになっていくのです。

 

なぜそのようなことになってしまうのでしょうか?

 

彼女は、幼い頃、魔術的な思い込みをしてしまいました。

それはシンデレラの物語です。

素敵な王子様がガラスの靴を持ってあらわれて、幸せな結婚をするという思い込みです。

これが深く彼女の潜在意識に刻印されていました。

 

ですから、彼女は、「結婚さえすれば、すべての悩みが解決して幸せになれる」と魔術的に思い込んでしまったのです。

 

しかし、現実の結婚はそのようなものではありません。

ときには忍耐力が必要なこともありますし、夫婦が力を合わせて努力しなければいけないこともあります。

結婚したら悩みが解決するどこか、次から次へと悩みが押し寄せてきます。

 

 

 

■ヒプノセラピーによって魔術的思い込みを書き換える!

 

 

彼女は、結婚に幻滅します。

「こんなはずじゃなかった」

幻滅した不満や怒りを相手にぶつけてしまい、彼女は離婚するのです。

 

しかし、しばらくすると、また魔術的思い込みが彼女を衝動的に駆り立てます。

「この悩みは結婚すれば解決するはずだわ」

と考え、行動します。

そして、新しい相手を見つけて結婚するのですが、その結婚もうまくいきません。

 

インナーチャイルドが傷ついたままだと、この魔術的思い込みから脱することができません。

いつまでも「結婚さえすれば解決する」と思い込んで結婚と離婚を繰り返すのです。

 

彼女の場合、

「結婚さえすれば、すべての悩みが解決して幸せになれる」

という魔術的思い込みを書き換える必要があります。

 

ヒプノセラピーによってこの魔術的思い込みを書き換えることができます。

インナーチャイルドをヒプノセラピーで癒し、再生していけばいいのです。

 

結婚以外でも、人生をダメにする魔術的思い込みがあります。

おもなものが次の3つです。

 

 

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■魔術的思い込み1/恋人に捨てられたら生きていけない!

 

 

比較的、女性に多いようです。

「私、あの人に捨てられたら生きていけないの」

そう思い込んでしまっているのです。

 

たしかに、恋人に捨てられたらショックでしょう。

この世の終わりのように感じるかもしれません。

 

しかし、現実には、生きていけなくなるわけではないはずです。

両親や兄弟など支えてくれる人はいるでしょうし、助けてくれる友人もいます。

仕事をして生活をすればいいだけのことなのです。

 

恋人と別れたくらいで「私はもう生きていけない」と思ってしまうのは、魔術的な思い込みとしか言いようがありません。

 

もしも、アナタが「恋人に捨てられたら生きていけない!」と考えているのでしたら、一刻も早くこの考えを捨ててください。

この思い込みは死を招くこともあります。

恋人に捨てられて自殺する人もいるのですから。

 

 

 

 

■魔術的思い込み2/お金さえあれば何とかなる!

 

 

「お金さえあれば何とかなる!」と思い込んでいる人がいます。

この思い込みは魔術的です。

お金に対して異常なまでに執着し、周囲が見えなくなっていき、気がついたら孤立していたということになります。

 

嫌な性格になり、周囲からは軽蔑される存在になっていくのです。

本人は軽蔑されていることに気づきません。

裸の王様のようになっていくのです。

 

たしかに、お金があれば、たいがいの問題は解決します。

お金がないことで結婚をあきらめなくてもいいですし、子どもにいい教育を受けさせることもできます。

 

しかし、「お金さえ」と思い込んでしまうと、お金よりももっと大切なものを失ってしまうのです。

 

 

 

 

■魔術的思い込み3/頑張ってはいけない!

 

 

「頑張ってはいけない」と魔術的に思い込んでしまっている人がいます。

「一生懸命」とか「努力」という言葉も否定するのです。

「頑張る」ということは、マイナスのイメージも同時に含まれているので、夢が叶わなくなるという理屈です。

また、頑張り過ぎて燃え尽きてしまう危険性もあるというのです。

 

この魔術的思い込みを持った人は、一切、頑張ろうとしません。

何をやっても人まかせです。

周囲の人たちが自分のために動いてくれることを望んでいます。

 

人が動いてくれれば、表面上はうまくいったように見えますが、本人は1ミリも成長していません。

何も頑張ろうとしないアナタのことを周囲は疎ましく思い、人間関係もおかしくなるでしょう。

 

頑張ったり、一生懸命になったり、努力したりするなかで人間は成長します。

いままでできなかった新しいことにチャレンジすることで人間は成長するのです。

 

「頑張ってはいけない」という魔術的思い込みを捨てないかぎり、人間的な成長はできないでしょう。

 

そもそも頑張ったり、一生懸命になったり、努力したりすることは楽しい行為です。

最初は苦しいかもしれませんが、その先に喜びがあるのです。

 

 

 

■まとめ

 

 

他にも魔術的思い込みはいっぱいあります。

1人のなかに、10個も100個もあるのです。

 

一度、アナタのなかに、どのような魔術的思い込みがあるのかチェックしてみてください。

アナタの人生においてブレーキになっている魔術的思い込みを見つけて、書き換えるのです。

 

魔術的思い込みは潜在意識に刻まれていますので、ヒプノセラピストに誘導してもらい、催眠状態になると出てきます。

出て来た魔術的思い込みを書き換える作業もヒプノセラピストの力を借りると容易にできます。

 

もちろん、セルフヒプノでもできますので、挑戦してみてください。

 

 

※どうしても、

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