仕事が嫌になったときの対処法

ヒプノセラピストの高橋フミアキです。

先日、こんな相談を受けました。

 

あなたも、思い当たるフシがあるのではないでしょうか?

人生を大きく変えるきっかけが見つかるかもしれませんよ。

 

 

 

■やる気が出ないのもインナーチャイルドのせいでしょうか?

 

 

高橋さんの言う通り、私のなかに傷ついたインナーチャイルドがいるというのは、よくわかりました。

 

その傷ついたインナーチャイルドがひどく怯えていたり、プンプン怒っていたりするわけですよね。

 

それで、私の生活のなかで自分でも不思議なくらい過剰に反応してしまったり、

怒らなくてもいいところで怒ってしまったりすることがあるのは、ちゃんと自覚しています。

 

自分ではコントロールできないんですよね。

 

やらなきゃいけないことはわかっているのに、どうしてもやる気が起こらなかったり、避けてしまうことがあるのも、

私のなかの傷ついたインナーチャイルドのせいなのでしょうか?

 

私はいまケータイショップの店員をしているのですが、

どうしても仕事に身が入らないのもインナーチャイルドのせいかもしれません。

 

生きていくためには仕事をしなければいけないし、嫌々働いていたら周囲にも迷惑がかかるし、

自分の精神も蝕まれていくのがわかっています。

 

でも、わかっていても、明日もまた嫌々職場へ行き、嫌々働くのです。

 

こういう生活も変えることができるでしょうか?

 

 

 

 

【答え】

 

■傷ついたインナーチャイルドは毒をまき続けている!

 

 

インナーチャイルドは人間の精神的苦痛の源泉です。

すべての苦痛はインナーチャイルドがもたらした毒だと思って間違いないでしょう。

 

そして、その毒は、外部へウィルスをまき散らしているのです。

 

私たちは、このインナーチャイルドを癒し、再生し、擁護してやらないかぎり、苦しい人生を送ることになります。

周囲にウィルスをまき散らして、周囲に迷惑をかけ続けることになります。

 

潜在意識の底でインナーチャイルドは活動を続け、私たちの生活の上に毒をまき続けているのです。

 

薬物療法やカウンセリングは表面上の苦痛をやわらげてくれるかもしれません。

薬が抑えつけてくれるからです。

カウンセラーの甘い言葉が瞬間的に気持ちを楽にしてくれます。

 

しかし、潜在意識の底に巣くっている根本の原因を取りのぞかなければ、また再発してしまうでしょう。

その根本原因が傷ついたインナーチャイルドです。

 

それでは、傷ついたインナーチャイルドがどのような毒となっているのかをお話ししましょう。

強烈な毒は3つあります。

 

 

 

 

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■インナーチャイルドの毒1/共依存

 

 

共依存とは、アナタと特定の相手がその関係性に過剰に依存していて、その人間関係に極端にとらわれている状態のことです。

 

たとえば、母と娘が共依存になることがあります。

娘が小さい頃、母親は「娘のために何でもする」「この子は私がいないとダメなの」という思いで世話を焼きます。

 

母親は、将来、娘が自分が与えた愛情のお返しをくれるものと信じて疑いません。

愛情の見返りを自分が期待していることに母親は気づいていなかったりします。

 

母親は、幼稚な精神のまま大人になり娘を生んでしまったのでしょう。

 

母親は娘への愛情を過剰に注ぎます。

そして、母の手のうちから娘が巣立とうとすると、自分の存在価値が崩されるのではないかと思い、泣き叫びます。

憐れみを乞う母親もいます。

 

優しい娘はそんな母親を無視できません。

「私を育ててくれたお母さんだもん。見捨てるわけにはいかないわ」

と思い、娘は母親に振り回されるハメになるのです。

 

こうなると、この母と娘は苦しい人生を送ることになります。

 

このような共依存関係がいたるところではびこっています。

「父親と息子」

「母親と息子」

「父親と娘」

「社長と社員」

「先輩と後輩」

などなど。

 

病的な人間関係を築いてしまうのも、やはり傷ついたインナーチャイルドが持つ毒だといえます。

 

 

 

 

■インナーチャイルドの毒2/犯罪行動

 

 

傷ついたインナーチャイルドの毒が犯罪行動を引き起こすことがあります。

インナーチャイルドの専門家のジョン・ブラッドショーは

「この世の暴力と虐待は、傷ついたインナーチャイルドによってなされているのです」

と語っています。

 

ヒトラーは幼い頃、慢性的に暴力を受けていました。

サディスティックな父親から自尊心を傷つけられ、辱めを受けていたのです。

その体験は潜在意識に深く刻まれ、傷ついたインナーチャイルドが大人になってもヒトラーの行動や考え方や言動を支配していたことは容易にうかがえます。

 

人間に危害を与える犯罪行動は、子ども時代の暴行、虐待、そして、その暴行について未解決の深い悲しみが起こすものです。

つまり、傷ついたインナーチャイルドです。

 

私たちは、さまざまな児童虐待が、その子の将来、犯罪者にしてしまうことを理解しなくてはいけません。

 

もちろん、傷ついたインナーチャイルドを抱えている人が全員犯罪者になるというわけではありません。

ここは勘違いしないでください。

まじめな市民として生きている人もいます。

 

ただ、もしも、アナタが犯罪に走りそうになったら、自分のなかの傷ついたインナーチャイルドを癒し再生させることを考えてみてください。

 

 

 

■インナーチャイルドの毒3/自己愛的障害

 

 

すべての子どもは無条件に愛される必要があります。

赤ん坊は100%依存する状態ですから、100%保護されなければいけないのです。

ですから、親か、養育者が、100%の愛を注いであげる必要があります。

 

「人の愛に100%頼っていいんだ」

という安心感を幼いときに感じる必要があるのです。

 

そして「100%頼っていいんだよ」と親か養育者が保証してあげなければいけません。

 

これは健全な自己愛欲求です。

これが幼いときに満たされていないと、自己愛が育ちません。

 

自己愛が満たされないインナーチャイルドは、愛されることや注目されること、同情されること、大切に扱われることへの貪欲な要求で、大人になっても自分を汚染します。

大人としての対人関係をインナーチャイルドが故意に妨害するのです。

 

なぜならば、自己愛が満たされないインナーチャイルドは、いくら愛情を与えられても決して十分とは感じないからです。

自己愛が欠乏したインナーチャイルドの要求は決して満たされません。

 

この欠乏感は、人間関係において大きな障害となります。

職場の人間関係でうまくいかなかったり、恋人との別れを繰り返したり、トラブルや喧嘩が絶えなかったりするのです。

 

 

 

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■自己愛が欠乏している人の6つの特徴

 

 

自己愛が欠乏している人には、次の6つの特徴があります。

 

1)人間関係において次々と失望する。

 

2)自分の要求を満たしてくれる完全な恋人をいつも追い求める。

 

3)セックスに溺れるとか、何かにのめり込む、熱狂的傾向がある。

 

4)自分の価値を物やお金に見いだす傾向がある。

 

5)観客の賞賛者やファンが欲しくて、俳優や運動家のような演技者になる。

 

6)親から与えられなかった愛情や賞賛を、自分の子どもから得ようとする。

 

 

■まとめ

 

 

傷ついたインナーチャイルドを放置していると、アナタの人生にさまざまな障害を及ぼす可能性があります。

恋愛や結婚、家庭、職場など、人間関係におけるトラブルが多いようです。

 

「どうしようもない男とばかり付き合ってしまうの。私ってダメンズウォーカーなのかしら」

 

「外見も悪くないし、性格もいいと思うんだけど、何度お見合いしてもうまくいかないの」

 

「結婚したいと思うけど、自分でも自分の本音がわからなくなってきた」

 

など、恋愛や結婚の悩みは尽きないでしょう。

こうした悩みは傷ついたインナーチャイルドが巻き起こしている毒かもしれません。

 

恋愛や結婚の悩みだけではありません。

ビジネスやお金に関する障害もインナーチャイルドの毒によるものがあります。

 

「かなりいい線行っているのに、どうしていまいちブレイクしないんだろう?」

 

「お金は愛と感謝を運んでくるものだと理解しているけど、私のところへは来ないの」

 

「もっとお金を儲けたいし、もっと快適な生活がしたい、もっといい会社で働きたい」

 

そんなふうに思ったら、傷ついたインナーチャイルドを癒すことを考えてみてください。

 

 

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