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なぜヒプノセラピーでうつが治るのか?

■潜在意識の持つ「防御機能」が原因

 

 

潜在意識には「防御機能」という最も重要な役割があります。

 

この「防御機能」は、ありとあらゆる危険からアナタを守るための機能です。

それは現実に起こりうることはもちろんですが、想像上の危険も含まれます。

 

潜在意識にとっては現実も想像も区別がつきません。

それが危険だと認識したら、危険なことなのです。

 

そして、危険を感じると、潜在意識は、どんな手段を使ってでも、アナタを守ろうとします。

 

たとえば、幼いころ性的な虐待を受けた女性がいたとします。

 

この女性が、「自分が女だから虐待を受けたのだ」と認識したら、

潜在意識は自分の肉体を守るために女であることを放棄しはじめるのです。

 

あえてボサボサの髪でいたり、服装もボロボロ、化粧もしない、

おまけによく食べてブクブク太ってしまったり。

 

顕在意識(理性)は、恋愛して結婚したいと思っていても、

残念ながらそのような女性を愛してくれる男性はあらわれません。

 

 

 

 

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■ヒプノセラピーが扱う問題の多くは防御機能の暴走!

 

 

潜在意識は短絡的で単純に判断します。

直情的と言ってもいいでしょう。

 

「男は女を性的に虐待する」

「男はみんな女を傷つける」

「私は世の中の男から私自身を守らなければならない」

 

潜在意識はそんなふうに考えます。

 

化粧もせずボロボロの服を着た肥満体の女性を、多くの男性たちは、醜いと感じるでしょう。

異性としての興味も持たないでしょう。

こうして潜在意識は見事に彼女を守るのです。

 

人間が抱える多くの問題は、この防御機能の暴走か過剰反応によって引き起こります。

ヒプノセラピーはこうした問題を扱っているのです。

 

 

 

 

 

■恐怖の感情が防御機能のスイッチを押している!

 

 

潜在意識を動かす1つの鍵は「感情」です。

 

催眠状態は潜在意識の扉は開きますが、「感情」もまた潜在意識を大きく動かします。

感情をかきたてるような状況下では、顕在意識よりも、潜在意識が優位に働くからです。

 

たとえば、恐怖や嫌悪というネガティブな感情は強烈です。

危険性を含んでいます。

 

そのため、潜在意識の防御機能のスイッチが入るのです。

防御機能のスイッチが入ると、もうどうにもできません。

 

アナタの身を守るために潜在意識はありとあらゆることをします。

自分はダメな人間だと認識したら、何をやっても失敗すると思います。失敗すると叱られる危険性がありますので、潜在意識は何もやらないことを選択するでしょう。

 

外へ出ると危険だと認識したら、1年でも2年でも部屋に閉じこもっているでしょう。

男は危険だと認識したら、一生男性と交際しないまま死んでいくでしょう。

 

潜在意識に罪はありません。

潜在意識は必死にアナタを守っているのですから。

 

 

 

 

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■潜在意識はすべて思い込んでいるだけ!

 

 

ここで「認識」ということを考えていただきたいのです。

潜在意識は短絡的ですから「幼い頃に男性から虐待を受けた」ことで「男はすべて私を傷つける」と認識します。

あるいは「失敗したら叱られる」「外には危険がいっぱいだ」と認識します。

 

しかし、現実はどうでしょうか?

たしかに、男のなかには女性を性的道具としてしか見ていない者はいます。

しかし、現実はどうでしょうか?

すべての男がそうとは限りません。

 

すべての場合に「失敗したら叱られる」わけではありませんし「外には危険もあるけど楽しいこと」もいっぱいあります。

 

つまり、潜在意識が認識していることは、すべて「思い込み」なのです。

 

ヒプノセラピーは、潜在意識にこの「思い込み」を理解させることができます。

ああ、自分は間違った思い込みをしていたんだな、男は全員危険なわけじゃないんだ、いい人もいるんだ、ということを潜在意識に気づかせてあげるのです。

 

「思い込み」は一種の暗示です。

ネガティブな暗示は潜在意識に入りやすく、ポジティブな暗示はなかなか入りません。

ネガティブな暗示は恐怖の感情とむすびついていて防御機能のスイッチを押しやすいのです。

 

ところが、催眠状態では暗示がかかりやすくなります。

その催眠の特性を生かして、クライアントにポジティブな暗示をかけ、「すべての男は私を傷つける」という暗示を外します。

そして「素敵な男性もいる」ことに気づかせていくのです。

それがヒプノセラピーです。

 

 

■できないことに集中している人がヒプノセラピーでどうなったのか?

 

 

うつかどうかの診断はセラピストにはできません。

診断は医療行為ですので日本では医師しかやってはいけないのです。

ですから、うつの診断書が欲しい場合は、病院へ行くしかありません。

 

病院で投薬治療を受けることもできますし、カウンセリングを受けることもできます。

もちろん、ヒプノセラピーを受けることもできます。

選ぶのはアナタ次第です。

 

ヒプノセラピーはその1つにすぎません。

 

西新宿の私のヒプノオフィスに来た30代キャリア女子の方の事例をお話ししましょう。

彼女は事前面談で次のような問題を抱えているのだと私に話してくれました。

 

1)やるべきことが手につかない。

 

2)仕事や趣味に熱中できない。

 

3)人とあまり接したくない。

 

4)自己評価が低くて自分に自信が持てない。

 

5)人とうまくコミュニケーションがとれない。

 

などなど、できないことばかり話されました。

彼女はどこかビクビクしている様子で話します。

私の顔色をうかがうような仕草もときどきするのです。

何かにおびえているような印象を私は受けました。

 

 

 

■私は誰にも愛されていないという思い込み!

 

 

彼女の潜在意識の防御機能が作動している可能性が考えられます。

おそらく恐怖がスイッチを押したのでしょう。

どのような恐怖がそこにあるのかはわかりません。

彼女に聞いてみるしかないのです。

 

私は

「何か思い当たることはありますか?」

と率直に聞きました。

 

「いえ、まったくわかりません」

と彼女は答えます。

 

そこで、催眠状態に入ってもらいました。

催眠に入ると彼女は昔のことをどんどん話し出します。

高校生の頃、仲間外れにされたこと、小学生の頃、父親に叱られたこと、幼稚園の頃、母親が睨んだころなどです。

 

「私は誰にも愛されていない」

 

と彼女は大きな声で言いました。

この思い込みは強烈に彼女の潜在意識に刻まれているようです。

 

記憶をたどっていくと、このように最終的には「原因」らしきものにたどり着きます。

ヒプノセラピーはそうして原因を特定し、その思い込みを解放していくのです。

 

 

 

■潜在意識を変えるといままでとは違う自分になる!

 

 

彼女は1か月後、と半年後の計3回セッションを受けにきました。

1回目のセッションのあと、すぐに「やる気満々で人生がガラリと変わりました」とは、残念ながらなりませんでした。

 

何度も言いますが、潜在意識は本人を守るために防御機能を発動しているのです。

危険だと認識しているから守っているのです。

 

ですから、急にその防御機能のスイッチを外してしまったら、もしかすると体がついていけなくなるかもしれません。

本当に危険なことかもしれませんし、即座に変化に対応できないかもしれないのです。

 

彼女の場合は半年という時間が必要だったようです。

半年で3回のセッションをしたあと、振り返ってもらいました。

 

すると、先にあげた5つの「ない」がすべて改善されていたのです。

 

「自分でもびっくりです。気がついたら夢中で読書して時間を忘れることがありましたし、絶縁状態だった昔の友人にこちらか連絡をとって食事にいったり、興味のあるセミナーに積極的に参加して勉強したりと、いままで考えられなかったような自分になっていることに気づきました」

と話してくれました。

 

さあ!

次はアナタの番です!!

 

以前のままの彼女で生活した場合の損失はいくらくらいでしょうか?

お金に換算すると100万や200万ではきかないでしょう。

活力を取り戻した彼女のこれからの人生は、1億円の価値があります!

 

 

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