1億円の価値あるアイデアを見つけた医師の話
現代はアイデアの時代です。
変化の激しい時代ですから、過去の成功事例をいくら一生懸命やっても成果はでません。
たとえば、昔は訪問販売とか、電話営業とか、ファックス営業とかで売り込みをしていましたが、いまではそのような営業は時間のムダと言わざるを得ません。
労多くして実りの少ない方法です。
昭和の方法をいくら長時間やっても、いくら大人数でやっても、いくら回数を増やしたとしても、成果はでないのです。
まったく新しい方法を創造しなければいけません。
現代はそういう時代です。
とにかく、アイデアが重要になります。
画期的で効果的なアイデアが見つかれば、短時間で、しかも、小予算で、ほとんど頑張ることもなく、莫大な成果が上がるのです。
では、その画期的で効果的なアイデアはどうやって創出すればいいのでしょうか?
■ある医師が体験した不思議なアイデア創出方法
カナダの内科医で外科医でもあるフレデリック・バンティング博士は、糖尿病の研究に没頭していました。
睡眠時間を削って研究室に閉じこもり、何日も、何日も糖尿病に意識を集中していたのです。
相当の時間を糖尿病研究に費やしました。
実験を重ね、その問題に関する世界各国の文献や論文を調べました。
当時、世界の医学界では、糖尿病を抑える有効な手段をまったく持っていなかったのです。
ある晩のことです。
彼は疲れ果てて、研究室で眠り込んでしまいます。
そして、不思議な夢を見るのです。
夢のなかで、
「変質した犬の膵臓導管から残滓を抽出しなさい」
という指示を受けます。
目が覚めて、彼はさっそく、それを実行に移しました。
これが、その後、何百万人もの糖尿病患者の命を救うことになる、「インシュリン」の発見です。
夢のなかで1億円、いや10億円、100億円に匹敵するアイデアが湧き出てきました。
奇蹟のような話ですが、実際にこうしたことはよくあるのです。
■なぜ夢のなかでアイデアが突然浮かび上がって来るのか?
寝ているときでも、潜在意識は活動しています。
睡眠中でも、心臓や、胃袋が活発に動いていることはご存知ですよね。
むしろ、眠っているときのほうが、潜在意識は力を発揮するのです。
睡眠中は顕在意識が邪魔をしないので、潜在意識は活動しやすいのでしょう。
声の大きい人(顕在意識)が眠ってくれたおかげで、潜在意識は静かに考えをまとめることができるのです。
バンティング博士は長い年月を糖尿病のことに集中して考えていたから潜在意識がアイデアを出してくれたのです。
必要な情報を入力しなければ潜在意識はアイデアをまとめることができませんので、情報は多いほうがいいに決まっています。
彼は、長い年月、潜在意識に情報を送り込みました。
そして、「どうすれば糖尿病を抑えることができるのか?」と潜在意識に問い続けたのです。
自分に質問をし続けると、突然、答えが浮かんでくることがあります。
アイデアを得るには、質問をし続けることが重要です。
あなたが抱えている問題に関して、集中して考える必要があるでしょう。
しかし、何年かかっても、そんな1億円の価値のあるアイデアなんて、ちっとも浮かんでこないということもあります。
いつでも、誰でも、一夜開けるとアイデアが出てくるというものではないのです。
それで、多くの人は失望してあきらめてしまいます。
残念です。
■なかなか解答が得られないときの対処法
なかなか解答が得られないからといって、決して、決して、失望しないでください。
決して、決して、あきらめてはいけません。
答えが出るのが遅い理由は、あなたが「それを大問題だと考え、それを解決するには長い時間が必要だ」と信じているからです。
潜在意識はあなたが信じた通りに動きます。
この思考を捨てなければいけません。
「この問題は一瞬で解決する。一晩寝て目覚めたら答えが見つかる」
と考えてください。
毎晩、眠りにつく前に、その晩、はじめてそれをするような気持ちで、あなたの抱えている問題を潜在意識に入力してください。
そうすれば、短時間で解答を得ることができるでしょう。
あなたの抱えている問題を潜在意識に入力する方法がよくわからないという人は、一度、ヒプノセラピーの専門家のアドバイスを受けることを強くおススメします。
1人で悶々としているのは時間のムダです。
その間、あなたが抱えている問題は、あなたの人生に多大な損失を与えています。
その金額を考えてみてください。
本来なら1億円を手にしてもおかしくないアイデアが、あなたの潜在意識のなかに眠っているのです。
その1億円のアイデアを引き出すのは、いつですか?
1日、遅れれば、1日、損をしたことになるのです。
スポンサード リンク