50代から大恋愛をする方法！
50代から大恋愛をする方法！
離婚を考えている人は、ぜひ一度考えてみてほしい。
離婚には悪い離婚と、いい離婚がある。
不幸になる離婚と、幸せになる離婚があるということ。
大橋クミコさんは、24歳で結婚した。
交際中は優しくて楽しい人だったけど、
婚約すると、ちょっとワガママを言うようになった。
そのころ、「この人でいいのかな・・・」と思った。
嫌な予感もあった。
いま、振り返ると、あの嫌な予感は、魂の声だったのかもしれない。
「あの人と結婚するのを辞めようと思うんだけど」
と父に相談すると、父が悲しい顔をした。
婚約を破棄することは、父を悲しませることなんだと思った。
親を悲しませるような娘にはなりたくない。
私がガマンすればいいんだ。
ちょっとくらいのワガママは目をつぶればいい。
そんな気持ちで結婚した。
■結婚した相手は暴力男だった！
実は、結婚した当初から、クミコさんの夫は浮気をしていた。
一か月のうち、30日、家に帰ってこない。
帰ってきても、酒を飲んで酔っ払っている。
「態度が悪い！」
といって殴られた。
色が変わるくらいつねられた。
殴られて頭に瘤を作ったこともある。
腹を立ててドアや壁を殴った。
壁に穴が空いた。
「殺してやる！」
と首を絞められたこともある。
それでも、優しいときもあるので、我慢して結婚生活を続けた。
ほどなくして２人の女の子をもうけた。
■結婚生活が針のムシロだった！
いつもビクビクしていた。
夫は機嫌よくしていることもあった。
しかし、いつ豹変するか、怖くてたまらなかった。
「24で結婚し、45歳のとき夫が家を出ていくまで、
20年余り、私の結婚生活は、針のムシロでした」
とクミコさんは涙ながらに語る。
私が悪いのかもしれないと思った。
努力が足りないのかとも思った。
倫理や道徳など、人間性を磨く勉強もした。
先生を見つけては教えを乞うた。
いい妻になろうと努力した。
夫のために料理も掃除も洗濯も一生懸命に取り組んだ。
性的なこともできるかぎり努力した。
だが、夫は、外に女を作って遊んでいた。
その女もコロコロ変わった。
浮気を許すほどの寛大な女にはなれなかった。
浮気は、出来心などではない。
病気でもない。
性格だ。
そういう性格だから、治る見込みはない。
クミコさんが45歳のとき、夫は若い女とともに駆け落ちした。
そのまま帰ってこなかった。
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■行方不明の夫と離婚成立
出て行った夫の消息を積極的に調べなかった。
このまま別れてしまうんだなと思った。
離婚は夫婦間の同意があれば、どんな理由であれ離婚することができる。
しかし、一方の行方が分からなくなった場合は、どうすればいいのだろう？
調べてみると、5年間の別居事実があれば離婚できることがわかった。
それで、クミコさんは、正式に離婚した。
シングルマザーとして、２人の子どもを育てた。
化粧品を販売する仕事についた。
仕事をしながら家事をし、子育てをした。
もちろん、別れた夫から養育費など送られてくるはずもなかった。
娘たちに、満足な教育を与えられていないことに心が痛んだ。
それでも、娘たちはけな気にクミコさんを支えてくれた。
■ヒプノセラピーが人生の大きな分岐点となった！
50代半ばのころ、ヒプノセラピーと出会った。
催眠状態になり、潜在意識を書き換えるセラピーだということだった。
潜在意識のパワーは聞いたことがある。
イメージするだけで潜在意識が動き出し、欲しい現実を引き寄せる。
もしかしたら、経済的な豊かさが手に入るかもしれない。
我が家の経済革命が起こせるかもしれない。
そんな期待の入り混じった気持ちで、ヒプノセラピーの個人セッションを受けた。
セッション中に、幼い頃の記憶が蘇ってきた。
自分の母親や父親が
どんな思いで自分を育ててくれたのかをリアルに感じることができて、
涙があふれてきた。
「20年あまりにおよぶ結婚生活は、どんな意味があったのだろう？」
という疑問が浮かんできた。
１つは、魂の声を無視して結婚してしまったこと。
婚約したとき嫌な予感がした。
間違いなく、あれが魂の声だったのだ。
しかし、それを無視して結婚してしまった。
父を悲しませたくないという理由で・・・。
「思えば、私の人生は、周囲の人のために捧げていたような気がします。
他人に責任を押しつけていたのかもしれません。
自分の人生なのに、自分で責任を取ろうとせず、
他人の意見に振り回されていました」
クミコさんはそう言う。
他人の意見など参考程度に聞くだけでいい。
大事なのは、自分の意見だ。
とくに、魂の声に従うことが重要だと、クミコさんは学んだ。
２つは、同じ悩みを持った女性たちを救いたいという思いが浮かんできたこと。
離婚や結婚で悩んでいる女性
浮気症の男に振り回されている女性、
50歳をすぎて恋をあきらめてしまった女性
そんな女性たちの心のよりどころになれるかもしれない。
ヒプノセラピーを受けて、
そんな思いが強くなり、
恋愛カウンセリングになろうと決意した。
３つは、とにかく、いい経験をしたということ
ヒプノセラピーで自分の前世を見たとき、
中世ヨーロッパに生きた女性で、
平穏無事で、何の事件も起きない平凡な人生を見た。
そこそこ幸せだったけど、何か物足りなさを感じた。
そして、次に生まれてくるときは、波乱万丈な、
ドキドキするような人生を送りたいと思った。
セッション後、
ヒプノセラピストにそのことを話すと、
「まさに、クミコさんのこれまでの人生は、
望み通り、波乱万丈だったんじゃないですか？」
と言われた。
そのとき、ハッとした。
「たしかに、私のこれまでの人生は、
波乱万丈でしたね」
「きっとこれからは、いいことが起こりますよ。
クミコさんの今世の人生は、
最後は、光り輝くようにインプットされていますから」
セラピストはそんなふうに激励してくれた。
■いまの彼は、前世の父親だった！
ヒプノセラピーを受けた２週間後、
友人から、ちょっとした飲み会に誘われた。
そのとき、２つ年下の男性と出会った。
独身の優しい男性だった。
後日、２人きりで食事したいと誘われた。
ときめいた。
恋かなと思った。
50を過ぎた恋？
以前のような嫌な予感はなかった。
魂が、この男性を引き寄せたのかもしれない、と思ったが、
確信はなかった。
ヒプノセラピストから瞑想するように言われていた。
朝晩の瞑想のとき、パステルカラーの素敵なイメージが広がっていた。
それで、再度、ヒプノセラピーの個人セッションを受けた。
前世の記憶が蘇った。
前回、見た前世とイメージはよく似ていたが、
内容は全然違った。
「私は８歳で死んでしまう女の子でした。
父親は愛情深い人で、私のために盛大な葬儀を取り行ってくれた。
父親は私の死を、深く深く悲しんでくれました」
クミコさんは前世の記憶をそう話す。
そのとき、クミコさんは確信した。
この父親の魂が、いまの彼だ！
そのことを、デートのときに、彼に話した。
「あなたは、前世で私の父親だった魂だよ」
「違うよ」
と彼は言うが、まんざらでもない笑い方だった。
クミコさんはこう言う。
「彼は、私より２つ年下なんだけど、
お父さんみたいに感じることがあるの」
前世の記憶を魂はちゃんと思い出すものだ。
過去、現在、未来と愛し合う魂に出会った。
クミコさんはそう確信している。
現在は、その彼とラブラブな毎日を送っている。
「いま、最高に幸せよ！」
クミコさんは満面の笑みを浮かべた。
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■まとめ
クミコさんの場合、
結婚した夫との間をなんとか修復しようと努力した。
努力すればするほど、
離婚の方向へと進んで行った。
経済的な苦労はあったが、離婚自体は、スムーズに進んだ。
夫が出て行って、そのまま帰ってこなかっただけだ。
たしかに、そのときは、苦しんだし、涙も流した。
でも、受け入れるしかなかった。
仕事も頑張った。
おかげで、お金を稼ぐスキルが身につき、
経済的な余裕もでき、自分に自信が持てるようになった。
そして、50代後半になってベストパートナーと出会った。
このクミコさんの体験から、
こんな方程式が導き出せる。
もしも、結婚した相手が、
過去、現在、未来と愛し合う魂の伴侶じゃなかったら、
努力すればするほど、別れていくだろう。
思い切り努力すればいい。
そうすれば、スムーズな離婚ができる。
そして、努力したぶん、素晴らしい魂の伴侶があらわれる。