■文章テクニック10/読点の打ち方
※(。)は句点。(、)が読点です。
1)主語が長いとき、そのうしろに打つ
・爪でひっかいたような細い月が、白く浮かんでいた。
2)接続詞や逆接の助詞のうしろに打つ
・しかし、その男は彼女を愛していた。
・男が彼女のことを愛していたが、仕事の関係で渡米した。
3)時をあらわす言葉のうしろに打つ
・11月3日、高橋フミアキの誕生日である。
4)文、節、句、語などを並列的にならべるとき、それぞれの後ろに打つ
・人々が、芝居を演じたり、小説を書いたり、音楽を奏でたり、絵を描いたりする世の中を作ろう。
5)引用や「」の代わりに打つ
・アインシュタインは現実は幻想にすぎないのだ、と語っている。
6)強調するとき、その強調語句のうしろに打つ
・彼女は、社内で最も優秀で最も美しい。
7)呼びかけ、応答、驚嘆など独立語のうしろに打つ
・おい、もう泣くなって。
8)ひらがなが続いて読みにくとき、分割するところに打つ
・ここで、はきものを脱いでください。
・ここでは、きものを脱いでください。
9)読むリズムをつけたいとき、区切らせるところに打つ
・一番星に祈る、それが私の癖になり、いつもいつもそばにいて、慰めてくれる人よ。♬