『脳が冴える15の習慣』(築山節)
本書は出版した当初から売れ続け、
短期間で50万部を突破し、
いまだに売れているというものです。
初版が2006年ですから、
かなり古い本ですが、
いまでも通用する内容です。
要点は、
タイトルの通りです。
「脳が冴える習慣」を15個紹介しています。
著者は脳神経外科の医学博士で、
長年、脳の研究と臨床を経験してきた人です。
著者がススメる習慣は、
目次に具体的に書いてあります。
●習慣1/生活の原点をつくる
脳を活性化させる朝の過ごし方。
足、手、口をよく動かそう。
「挨拶+一言」で脳が目覚める。
音読する。
手で物をつくる活動を朝の習慣にする。
●習慣2/集中力を高める
生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう。
時間と仕事の量の関係を意識する。
時間を制約して判断を効率化させる
●習慣3/睡眠の意義
夜は情報を蓄える時間。
睡眠中の「整理力」を利用しよう。
夜の勉強は中途半端にやれ。
最低でも6時間は寝よう。
理想的な生活リズムを意識する。
●習慣4/脳の持続力を高める
家事こそ「脳トレ」。
雑用を積極的にこなそう。
若いころの雑用は買ってでもしろ。
小さな工夫が脳トレ効果を大きくする。
●習慣5/問題解決能力を高める
自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう。
1日の行動予定表を書く。
問題解決に至るプロセスを書く。
●習慣6/思考の整理
忙しいときほど「机の片づけ」を優先させよう。
●習慣7/注意力を高める
意識して目をよく動かそう。
耳から情報を取ろう。
●習慣8/記憶力を高める
「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
脳の入力⇒情報処理⇒出力を確認する。
人に伝えることを前提にして情報を取る。
情報をイメージでとらえる。
メモを取りながらテレビ番組を見る。
●習慣9/話す力を高める
メモや写真などを手掛かりにして、長い話を組み立ててみよう。
質問によって話を長くさせる。
風景を思い浮かべながら話す。
写真を利用して話術を鍛える。
●習慣10/表現を豊かにする
「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう。
実際に話を組み立ててみる。
相手の立場になって考えてみる。
専門用語はなるべく使わない。
●習慣11/脳を健康に保つ食事
脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう。
まず体を動かすことが大切。
●習慣12/脳の健康診断
定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう。
●習慣13/脳の自己管理
「失敗ノート」を書こう。
自分の批判者を大切にしよう。
人から受けた注意を書く。
●習慣14/創造力を高める
ひらめきは余計なことのなかにある。
活動をマルチにしよう。
常にどこかにヒントを求める。
交遊関係を広げる活動を豊かにする。
考えを練るには寝ることも大事。
●習慣15/意欲を高める
人を好意的に評価しよう。
時にはダメな自分を見せよう。
小さな成長を認めて誉める。
褒め上手な人は観察力が高い。
いちばんできない生徒になる。
写真教室に通う。
出会いが脳を動かす。
以上が本書の目次です。
目次を見るだけで、
どんなことをすればいいのかが
だいたいわかると思います。
この「脳が冴える15の習慣」は、
すべて大事です。
すべてが習慣になっている人は、
記憶力も、集中力も、思考力も、
超人的になるでしょう。
どんな仕事でも、
楽ちんになり、
スムーズにこなせるようになったら、
あなたの評価は高まり、
年収も10倍になるかもしれません。
一度に全部やろうとするとパンクしてしまうので、
まずは気に入った習慣を
1つでいいのでやってみませんか?
1つできたら2つ目、
3つ目と少しずつ増やしていくというやり方は、
いかがでしょうか?
(高橋フミアキ)