たしかに、結婚相談所に登録すると条件に合った相手が簡単に見つかります。
デートも簡単にできます。
しかし、何度デートをしたからといって、それ以上の関係になるには、簡単にはいかないのです。
シンプルではありますが、イージーではありません。
何度も言いますが、私たちは魂の成長のために生まれてきました。
魂が成長することが今回の人生の目的です。
人生のなかに起こる出来事はすべて魂が成長するために自分で用意したものだったのです。
では、成長とは何でしょうか?
肉体的な成長は身長が高くなるとか、体重が増えるとか、筋肉が隆々になるとか、目に見えてあらわれますからわかりやすいです。
しかし、精神的な成長や、魂の成長は内面的なものですからわかりづらいです。
そこで、魂の成長の道しるべとなる3つのことをお話ししましょう。
この3つのことを知るだけで、あなたの人生は大きく変わります。
この3つのことを知ったうえで、結婚相談所に登録してデートをすれば、あなたは愛のミリオネアに一歩も二歩も近づきます。
■知るべきこと1/自分の恋愛パターンを知ること!
まだ生まれてこのかた1度も恋愛をしたことがないという人は、何度も恋愛をしてみることです。
最初の恋愛は、自転車の練習の初期段階と似ています。
必ずこけます。
まだ、自転車を乗りこなす体もできていませんし、技術も身についていませんから、絶対に失敗するのです。
最初から上手に乗りこなせる人などいないのです。
何度も恋愛をしたことのある人は、過去の恋愛を振り返って、自分の恋愛パターンを知ってください。
たとえば、私の場合は、こんな恋愛パターンがありました。
相手の女性に、嫌なところがあっても目をつぶってお付き合いしてしまうのです。
これは、多くの男性がそうだと思います。
男性は総合的に判断する傾向があります。
性格がちょっと悪いのでそこはマイナス10点。
でも、顔がよくて美人なのでプラス10点。
家が金持ちで、もしかするとマンションのひとつでも買ってもらえそうなのでプラス5点。
合計するとプラスになるからお付き合いしようかな、と男たちは思います。
評価基準はそれぞれ違います。
セッ〇スの相性を異様に高得点にする男性もいますし、料理ができることは案外低く採点する男性もいます。
私も総合点でプラスだったらゴーする男でした。
実際、美人だから、他のことには目をつぶろうとして結婚したことがあります。
正直に言います。
私は3回結婚しましたが、3人とも美人でした。
過去、お付き合いした女性たちも、みんな美人だらけでした。
しかし、しばらくすると、マイナス点だった部分が大きくなっていき、相手の女性のことが嫌になるのです。
嫌な部分が見えてくると、嫌で嫌でしょうがなくなります。
嫌なままでも、お付き合いは、なんとか継続するのですが、どこかで爆発して別れがやってきます。
短くて1週間、長くて5年です。
それが、私の恋愛パターンです。
実は、この恋愛パターンは、「真実の愛」を教えようとして神様が私たちに差し向けているギフトです。
つまり、この恋愛パターンのなかに、克服するべき課題があります。
その課題を見つけて、克服する道を探るのです。
相手に対して「愛してる」と言うことが課題かもしれませんし、待ち合わせ時間に遅れてきても許してあげることが課題かもしれません。
そんな細かい課題を自分で見つけて、克服していきましょう!
■知るべきこと2/相手を変えようとしてはいけないことを知る
私の場合、相手の嫌な部分が見えてくると、それがどんどん大きくなるという恋愛パターンがありました。
27歳で結婚した一番最初の妻は、歩く速度が異様に早かったのです。
それが嫌でした。
私の両親が広島から東京へやってきたときも、元妻だけは、シャカシャカと歩いて行きます。
私の父も母も、すでに高齢で、歩くのが遅いのです。
元妻について歩こうと必死に歩いていました。
「おい、もう少しゆっくり歩けないの? オトンもオカンもおいつけずに困ってるじゃん」
私はそう注意しますが、元妻は「東京は、オロオロしていたら、人の波に呑まれるの」と言って速度を緩めません。
ですから、私と私の両親との3人は、元妻とは、距離をおいて歩きました。
元妻のなかで、「できる女は」歩行速度が速いものだと思い込んでいたようです。
それで、いつでも、早く歩いていました。
何度も注意しましたが、ゆっくり歩いてはくれません。
私は今も昔も、歩くのはゆっくりとしています。
瀬戸内海の穏やかな凪の海のようなのんびりとした歩き方が好きなのです。
歩く速度が気になりはじめると、他のことも嫌になっていきます。
私とおしゃべりするとき上目線で話すことも気になりましたし、職場の愚痴を言うのも気になりました。
それらを注意すると喧嘩になります。
私は何とか、彼女に変わって欲しいと思いました。
人間は変われるんだと思いました。
たしかに、人間は変われます。
変わろうとすれば一瞬で変われます。
しかし、彼女を変えるのは私ではないのです。
彼女を変えることができるのは、彼女自身です。
彼女自身が変わろうと思わないかぎり変われないのです。
ですから、私が彼女を変えようとすることは喧嘩を生むだけでした。
1度目の結婚で、相手を変えようとすると喧嘩になるということを私は学びました。
あなたは、これを読んで知ったのですから、今日から相手を変えようとしないでください。
その試みは必ず失敗します。
そして喧嘩になります。
■知るべきこと3/真実の愛を知ること
「真実の愛」とはどういうものかを知らずに結婚相談所に登録すると、お金がかかるだけです。
もちろん、結婚相談所に登録して、いろんな相手とデートを重ねるなかで「真実の愛」を知っていくこともあるでしょう。
しかし、「真実の愛」とはどういうものかを知っておけば、「真実の愛」に到達する可能性はかなり高くなります。
「真実の愛」は、ひとことでいうと「無条件の愛」です。相手のありのままを愛せるかどうかです。
ちなみに、私はチビです。
そして、小太りですし、年齢も50を過ぎています。
何でもかんでも捨ててしまうし、ゲップやオナラもします。
擦り切れたシャツも平気で着ますし、食事ときに本を読みます。
ポロポロと食べ物を落とします。
いまの妻はそれら全部をひっくるめて私を愛してくれます。
一度も、それを直してくれと言ったことがありません。
たぶん、私を変えようなどとこれっぽっちも思わないのでしょう。
いつも、ニコニコして私の頬っぺたを愛でてくれます。
まさに、無条件の愛を、私はいま受け取っています。
お返しに、無条件の愛を私もそそぎます。
もっとも、私も、彼女を変えようなどと思わないし、嫌な部分など何もないのです。
■まとめ
「無条件の愛なんて、ホントにできるの?」
と疑問に思うかもれません。
でも、簡単なことなんです。
無条件で愛せない人と一緒に暮らさなければいいだけのことですから。
私だって、いつも怒ってばかりいる人と一緒に暮らすことはできません。
相手が怒ってばかりだと、たぶん、私も怒り返すでしょう。
私は広島出身ですから、映画「仁義なき戦い」みたいにドスのきいた広島弁で凄みをきかすかもしれません。
でも、私はそんなことしたくないし、そんなことをやってしまうような人と一緒になる気もありません。
ああ、この人なら無条件で愛せるなと思ったから3度目の結婚に踏み切ったのです。
「そんな相手に巡り合えたからよかったですね」
と多くの人は羨ましそうにいいます。
でも、あなたにも必ず無条件で愛せる人があらわれます。
準備が整ったら、そういう相手があらわれるのです。
平安時代からの日本の伝統的な遊びに「貝合わせ」というのがあります。
ハマグリの貝を使います。
ハマグリのような二枚貝は、すべて形が違いますから、ぴったり合う貝の片割れは1つしかありません。
その1つと巡り合えばいいのです。
巡り合うために、いまやるべきことは準備をすることです。
今回、お話しした3つのことを知ることからはじめてみませんか?