文章テクニック21


■文章テクニック21/気になる言葉

 

読者の興味をひくには、冒頭に気になる言葉を入れると効果的です。

具体的な名前が入っていると、読者の興味をひくことができます。

 

次の文を読んでみてください。

 

 

 わたしの行きつけのお店は「D‘s」です。

D’s」は隣町にあるカットスタジオです。ここ数年、髪を切るときは必ず「D’s」のシロタさんにお願いしています。

 シロタさんは話し上手で、カットの間、いつも楽しい話をしてくれます。この間は、小学生になる息子さんの話をしてくれました。

 息子のユウスケくんはサッカーが得意なのだそうです。

 

 

最初の文章に「D’s」という具体的なお店の名前が入っています。読者は何のお店なのだろうと興味をもつはずです。

 

そこで、読者の「D’s」への好奇心を満たすために、次の文で「D’s」の説明をします。

 

お店の説明をしているうちに、今度は「シロタさん」という美容師さんが出てきます。

 

読者の好奇心は「シロタさん」に移ります。

そして、今度は「シロタさん」の説明を入れるのです。

 

 

このように読者の好奇心を誘いながら書いていくと、

最後まで一気に読める、魅力的な文章が書けるのです。