愛を与えるというのがわかりません

「愛を与えるって、どういうことですか?」

 

 

という相談を受けました。

 

「キャリア女子にとって、恋愛は大変な問題なんです。

 

毎日、残業が多い職場に勤めていると、

恋愛などする時間がありません。

 

土日は疲れてしまい、家で寝ているか、

たまった洗濯や掃除の時間にあてなければならないのです。

 

好きな男性が見つかったら恋愛してみたいという気持ちはありますが、

正直、シンドイです。

 

私は愛を欲しているのでしょうか?

誰かに愛されたいと思っているのかもしれません。

 

愛されるよりも、愛しなさい。

 

という言葉をよく聞きます。

 

愛を与えるってことだと思うんですけど、

愛してくれない人を愛し続けることはできません。

 

やっぱり、愛されたいです」

 

 

 

【回答】

 

人間がなぜ愛に苦しむのか?

その3つの理由をお話ししましょう。

 

 

愛には2種類あります。

 

1つは、「渇愛(かつあい)」です。

 

愛を渇望する精神状態をいいます。

渇愛は男女のセックスをともなった愛を指します。

 

人間には肉体がありますから、

セックスをして子孫を残す必要がありますし、快楽を求めてしまうものです。

 

子どもや快楽を、喉が渇いたときに水を求めるように求めてしまうのです。

 

渇愛には限界がありません。

いくらでも欲しくなります。

 

もっと欲しい! もっと欲しい!

 

となるのです。

 

もっと恋愛がしてみたい。

 

もっと素敵な男性に出会いたい。

 

相手の男性からもっと大切に扱われたい。

 

相手の男性からもっと私を見つめていて欲しい。

 

そんなふうに、もっと、もっと、となるのです。

 

 

■理由1/限界を知らない渇愛がアナタを苦しめる。

 

 

渇愛は限界がないのです。

そこに大きな問題があります。

 

アナタはいつでも自分のことを見ていて欲しいと思うでしょう。

 

 

24時間、常に見ていて欲しい。

寂しい思いはさせないで欲しい。

 

私がこんなに愛しているのに、

どうして、それに見合うだけの愛を返してくれないの?

 

とアナタは思うかもしれません。

 

 

つまり、渇愛は見返りを期待する愛です。

 

これは、男女関係だけでなく、

親子関係でも同じことがいえます。

 

お母さんから、もっと愛されたい。

お父さんから、もっと愛されたい。

 

アナタはそう思っているはずです。

 

しかし、相手だって、1人の人間ですから、

無限に愛してくれるわけではありません。

 

いつもそばにいるわけにはいきませんし、

24時間電話してくれるわけではないのです。

 

そこで、アナタは苦しみます。

もっと愛が欲しいのに、愛がもらえないという苦しみです。

 

 

 

■理由2/愛する人がいないことで苦しむ。

 

 

アナタの場合は、愛する人がそばにいないことで苦しんでいますよね。

仕事が忙しくて、恋愛をする時間がない、ということです。

 

実家から離れて1人暮らしをしているそうですが、そうなると孤独で寂しい毎日を送っているのでしょう。

 

その寂しさから逃れたくて恋愛をしたいと思っているのではありませんか?

 

もしかすると、

アナタは寂しさを癒してくれる人を探しているのかもしれませんね。

 

 

寂しさをまぎらわせるために夜の街を徘徊する人もいます。

1人でバーに入ってみて、出会いがないかどうか探るわけです。

酒飲みの男性から声をかけられることもあるかもしれませんが、

なかなか深い仲にはなれないでしょう。

 

 

そもそも、そういう場所で深い仲になれる人間ならば、

職場でもどこでも、ちゃんと恋人ができるはずです。

 

または、寂しさをまぎらわせるためにいろんな習い事をはじめる人もいます。

 

楽器を習ってみたり、料理教室に行ってみたりするわけです。

 

しかし、誰とも深い仲になれずにお金だけが消えていきます。

 

疲れている体を引きずって、

何とか部屋の外へ出たのに、出会いなどどこにもありません。

 

寂しさは癒されるどころか、ますます深まっていきます。

 

アナタの苦しみは、そんな苦しみではありませんか?

 

つまり、出会いはあるのに、愛する人は見つからないという苦しみです。

 

 

 

 

■理由3/ゆがんだ自己愛があるから苦しむ。

 

 

渇愛は結局、ゆがんだ自己愛です。

 

自分が一番可愛いのです。

 

人間は、自分以上に、他人を愛することはできません。

 

「君のことを愛してるよ」

 

と男は言うかもしれませんが、

本心では、「君よりも、一番好きなのは自分なんだ」と思っているはずです。

 

アナタもそうではありませんか?

誰かと恋愛してみたいと思うかもしれませんが、自分が先に立つはずです。

 

「私はアナタのことを愛しています」

と心から思ったとしても、一番愛しているのは、相手の男性ではなく、

 

アナタ自身なのです。

 

そんな自己愛が渇愛の正体です。

この自己愛があるから苦しむのです。

 

たとえば、男女が結婚しても、しばらくするとすぐに愛は冷めていきます。

 

冷めたあとも、渇愛を求めていると、その夫婦は崩壊します。

 

自己愛は自分中心にものごとを考えます。

 

「単調な結婚生活がつまらない」

 

「旦那も子どもも家事をしている自分に感謝すらしてくれない」

 

「昔のように愛してくれないし大切に扱ってもくれなくなった」

そんな思いがもたげてくるのです。

 

そして、離婚です。

 

 

 

■2種類の愛とは「渇愛」と「慈悲」

 

 

慈悲というのは「自利利他(じりりた)」「抜苦与楽(ばっくよらく)」です。

 

「自利利他」とは、他人のために尽くすことで、同時に自分も利益を得ることをいいます。

「抜苦与楽」とは、人の苦しみを抜き、楽しみを与えることをいいます。

 

今日から、「自利利他(じりりた)」「抜苦与楽(ばっくよらく)」の生き方をしてみてください。

 

 

「抜苦与楽(ばっくよらく)」の生き方を実践するのです。

 

そのことで「自利利他(じりりた)」を実感してみましょう。

 

すると、アナタの人生に奇蹟が起こります。

 

心は常に平和で穏やかになります。

スウッと苦しみを手放すことができ、幸福感を手に入れることができるでしょう。

 

「自利利他(じりりた)」「抜苦与楽(ばっくよらく)」の生き方をしている人の周りには、たくさんの人々が集まってきます。

 

職場でもプライベートでも、「自利利他(じりりた)」「抜苦与楽(ばっくよらく)」の生き方を実践してみてください。

 

職場では、アナタのことを頼りにする人たちがアナタのことを誉め称えるでしょう。

 

プライベートでは、アナタに相談する人たちが集まってくるかもしれません。

 

アナタのことを頼りにする人たち、アナタに相談する人たちの苦しみがなくなり、楽しみがやってくると、アナタも嬉しいはず。

人の喜びが、アナタの喜びになるのです。

 

そのとき、アナタは寂しいという感情を手放しています。

 

 

 

■男を探し廻るのをやめましょう。

 

 

恋愛をしてみたいからといって、夜の街を徘徊したり、サークルに入ったりして、男を探し廻るのって、楽しいですか?

 

何もしないで悶々とするのも、嫌でしょうけど、かといって探し廻るのも嫌ですよね。

 

そんなことは、今日から、辞めてしまいましょう!

 

 

そのエネルギーを仕事に向けてみたらいかがですか?

 

アナタの仕事はケータイの販売でしたよね。

ケータイの機種のこと、機能のこと、いろんな情報を集めて、誰よりもケータイのことを熟知している社員になったらいかがですか?

 

接客窓口のお仕事でしたよね。

接客のことも、もっと勉強してみてはいかがですか?

接客というのは、奥が深く、勉強することはいっぱいあります。

 

ビジネスの話題にも関心を持ちましょう。

経済新聞を読むとか、ビジネス書を読むとか、自分なりに勉強してみるのです。

 

そうやって身に付けたスキルや情報は一生使えますし、アナタを今以上に光輝かせるのです。

自転車に乗るスキルと一緒です。

一度乗れるようになったら一生乗れますよね。

 

まずは、職場で輝くことです。

そうすればお金で困ることはなくなりますし、一生くいっぱぐれがなくなります。

将来の不安もなくなるでしょ。

 

すると、心から平和で幸福な笑顔がだせるはず。

 

そんなアナタを周囲の男たちがほおっておくはずがありません。

アナタは、イイよってきた男たちのなかから、一番よさそうなのを選べばいいんです。

 

 

 

■まとめ

 

 

いかがですか?

 

幸せな恋愛をするためのポイントは3つです。

 

1)「自利利他(じりりた)」の考え方を持つ。

 

2)「抜苦与楽(ばっくよらく)」を具体的に実践する。

 

3)男を追いかけるのではなく自分を磨く。

 

 

恋愛で苦しむのは、

もう辞めにしませんか?

 

体質改善すればいいだけのことなんです。

 

夢が叶う体質になれば、

アナタは幸せになれます!

 

 

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