■文章テクニック7/同じ意味の言葉は繰り返さない
二重表現は、プロの作家でもやってしまう間違いです。
・月夜の月 ⇒ 月夜
・頭痛が痛い ⇒ 頭が痛い
・馬から落馬 ⇒ 落馬
・ミラクルな奇跡 ⇒ 奇跡
・まず第一に ⇒ 第一に
・中旬の頃 ⇒ 中旬
など、二重表現は避けてください。
さらに、似たような意味の言葉が連なっている文をよく見かけます。読者にまどろこっしい印象を与えるだけでなく、意味がわからない文章になってしまうので、気をつけましょう。
◇品質管理の面から述べると、次のことが言えます。
◇オフィス内は常にきれいに清潔にしてください。
◇差別的優位性が高いということが言える。
◇みなさまの温かいご支援とご協力、さらには強力なバックアップのおかげです。
その部分を強調したいと思うと、つい、同じ意味の言葉を繰り返してしまいます。
しかし、結果は、強調するどころか、回りくどい表現になってしまい、読者には伝わりません。強調したいのであれば、比喩表現や具体的なエピソードなどを使うようにしてください。