ダイエットの失敗を成功へつなげる3つの方法
精神科専門医の水島広子先生は著書『「拒食症」「過食症」の正しい治し方と知識』のなかで、「どんな病気からも学べることがある」と言っています。
「特に病気の役割として優れているのは、それまでの生き方を見直す機会になるということです」
病気になったことにも、何か意味があるのです。
ダイエットに失敗したとか、つい食べ過ぎてしまうという「過食」は、決して病気ではありません。
しかし、このことにも、何か意味があると考えてみてはいかがでしょうか?
そして、そこから学ぶのです。
水島広子先生は著書『「拒食症」「過食症」の正しい治し方と知識』のなかから、その方法をご紹介します。
※詳しく知りたい方は、水島広子先生は著書『「拒食症」「過食症」の正しい治し方と知識』をお読みください。
つい食べ過ぎてしまうという「過食」に気づいたら、生き方を変える機会だととらえてみましょう。
水島先生はこう言います。
「過食になった人は、もともと自分を嫌う気持ちを蓄積させた人です。
自分の本心を他人に伝えず、人と本当に親しい関係を持ちません」
自分の本心を他人に伝えるという習慣がないので、ネガティブなモヤモヤとした気持ちがたまってしまい、それが「過食」につながっていくのです。
これからは「モヤモヤとした」気持ちに気づいたら、あるいはそんな気持ちを過食にぶつけている自分に気づいたら、
いつからそんな気持ちになったのかを考え、相手のある話であれば、その相手に直接話せば解決が早いし、それができない状況であれば、他の親しい人に話をして共感してもらいましょう。
そうすれば、人間関係が安心できるものになっていきます。
くれぐれも自分の気持ちを否定しないことです。
「こんなことを感じるなんて・・・」
と自分を責めてしまったり、自分を嫌いになってしまうと、よけいひどい状況になってしまいます。
人間関係のなかでも、とくに家族間のことを見直してみましょう。
摂食障害になる人は、責任感や罪悪感が強いので、家族の問題を自分のものとして引き受けてしまう傾向にあります。
「私のせいで、こんなことになったんだ」
「私が悪い子だから、家族に迷惑をかけているんだ」
「親を泣かせるなんて私はとんでもない子どもなんだ」
などと自分を責めてしまいます。
家族思いで感受性が強いからそうなってしまうのです。
家族や周囲の問題とあなたは関係ないのだということを認識することが第一です。
「母が適切に行動できないのは、病気だからであって、自分が悪い子だという意味ではない」
「両親はいまだに不仲だけれども、それは両親の問題であって自分がどうこうすべきではないのだ」
そんなふうに考えてみましょう。
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摂食障害になる人は、自分の体を「道具」のように扱ってきたといえます。
自分がどんな人であるかを見せるための「道具」としてです。
そうした身体との付き合い方を変えてみましょう。
身体は、あなたにSOSのメッセージを送ってくれていたのです。
そのことに気づきましょう。
飢えへの反応として過食を起こします。
カロリーが足りなくなれば生理をストップさせ、睡眠を浅くし、とにかく死なないようにという態勢にシフトするのです。
休息が必要なときは、気分を落ち込ませ、動きたくなくなります。
身体は常に、そんなふうに、あなたにメッセージを送っていたのです。
その身体に感謝しましょう。
自分の身体を「道具」ではなく、精緻なものとして尊重できるようになりましょう。
■まとめ
ダイエットがうまくいかない原因は心の内側にあったのです。
ダイエット法やサプリメントが悪いからではありません。
あなたの内面を変えることで成功へと開いていけるのです。
そのことを知るだけでも、大きな一歩だといえます。
心の内面を変えるには、カウンセリングを受けて話を聞いてもらうという方法もありますが、ヒプノセラピーによって潜在意識に直接働きかける方法もあります。
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