あなたは、潜在意識とはなにか知っているでしょうか?
もしひとから「潜在意識って何なの?」と問われたら説明することに困ってしまう人がほとんではないでしょうか。
潜在意識とは、まず意識の種類であることはお分かりいただけるとおもいます。
意識とは自分で意識することのできる顕在意識(表層意識)と自分で意識できない潜在意識(無意識)の二つに分かれます。
簡単に説明をすると顕在意識とは、決意したり、判断したり、選択するときに使う意識です。
たとえば、あなたが話したり、目を開けたり閉じたり、走ったり、すわったり文章を書いたりするときにも使います。
一方、潜在意識は、過去にあった感覚的な印象と記憶がすべて保管されている貯蔵庫のようなものです。
潜在意識は、さらに分解できるとしたのが、フロイトに並んで有名なスイスの心理学者であるカール・グスタフ・ユングさんです。
ユングは人間の意識を氷山に例え説明しました。
その説明とは次のようなものです。
普段、私たちが意識している顕在意識は、氷山にたとえれば、海の上に顔を出している部分にしかすぎません。つまり、顕在意識が意識という大きなパイの中に占める割合はほんの一部分にしかすぎないのです。
そして海中に沈んでいる部分、つまり意識の大部分が無意識によって構成されていると言いました。
さらに、この無意識の部分は、生まれてから現在に至るまでの個人的な経験から構成された個人的無意識と、そのさらに奥深くに広がる集合的無意識とから構成されているとしました。
集合的無意識とは、個人の経験の領域を超えた人類に共通の無意識領域のことを言います。
願望を実現化するためには、この集合的無意識領域の活用が大きな鍵となっています。
たとえば、ヘビースモーカーだった友人が健康と家族のためを思い
「今日から禁煙するぞ!」と決意するとします。
しかし数分後につい癖でタバコに火をつけてしまい吸ってしまいました。
このたとえ話でいうと「今日から禁煙するぞ!」という決意が顕在意識です。
しかしいつもの癖で吸ってしまった。
この癖が潜在意識です。
このとき潜在意識は「タバコを吸おう」と思っているのです。
潜在意識は反射的に繰り返している習慣も記憶しています。
わかっちゃいるけどやめられない〜♪
というのは潜在意識のしわざだったんですね。
潜在意識には問題を解決する力があります。
どうやって無意識で解決するのかとお思いですよね?
潜在意識は寝ているときに問題を解決するのです。
たとえば会社でアイデアをつのり頭をひねってみたが全くでてこなかった。
「その件については一晩眠って考えてみます」という。
すると次の日の朝、起きると、頭はすっきりとしていいアイデアがふとうかんできた。
アイデアの大きかれ小さかれ、似たような体験をされたことはあるのではないでしょうか?
これは潜在意識が睡眠中に課題を処理した結果なのです。
「インスピレーション」や「ひらめき」も潜在意識の産物です。
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潜在意識は、言葉をストレートに刻み込みます。
「私はダメな子だ」
と口に出すと、潜在意識は「ダメな子なのだ」と認識し、そのように行動します。
潜在意識は「自律神経」や「免疫系」の神経をコントロールしますので、あなたの体を「ダメな子なのだ」というふうに変化させるのです。
ここ一番という大切なとき、急に緊張してドキドキしてきたり、体温が急に上昇したりして、心にブレーキをかけます。
免疫系の神経にも潜在意識は働きかけます。
もしかしたら、大きなプロジェクトをまかされて仕事でも高い評価を得る大きなチャンスが目の前にあるときに急に病気になってしまうかもしれません。
そうやって潜在意識はあなたを「ダメな子」になるように体や心を変化させるのです。
これがあなたの心のブレーキの真相です。
また、潜在意識は、現実と想像を区別することができません。
酸っぱいレモンを想像しただけでつばがわくのは、そのためです。
ヒプノセラピーは、この性質を利用します。
催眠状態に誘導された人は、意識がないわけでも、眠っているわけでもなく、意識的に話しかけられた話を聞いて、理解することができ、考えたり理論づけたりする能力も保持しています。
催眠の誘導によってリラックスしているときがもっとも潜在意識に近づきやすく暗示にもかかりやすい状態なのです。
つまり、あなたの習慣や生き方を変えたければ潜在意識に直接語りかければいいのです。
その方法は、ヒプノセラピーなのです。
自分のどういう所を変えたいかお話をして、催眠状態への誘導をしてもらいます。
自分が正しく変わることのできる方向へ。
そして、今までの自分を変えることができるのです!