■子どもは完璧な姿で生まれてくる!
子どもは完璧な姿で生まれてきます。
今を100%生きていますし、存在自体が周囲に幸せをもたらします。
最高の存在なのです。
もしも、そのパーフェクトな状態で、傷つくこともなく無垢なまま大人になれば、その人は豊で幸せな人生を送るでしょう。
何をやっても成功しますし、誰とでも友だちになれます。
つまり、それがアナタの本当の姿です。
専門用語では「ワンダーチャイルド」と言います。
「ワンダーチャイルド」は、インナーアダルトとも言い、周囲の環境などに左右されていない『本当の自己』のことです。
インナーチャイルドとは、ワンダーチャイルドが傷ついた心のことを指しています。
ですから、インナーチャイルドを癒すと、子どもの心のすべての良さを持ったワンダーチャイルドが、どんどん前面に現れ、よりポジティブになっていくことができます。
ヒプノセラピーの目的は、傷ついたインナーチャイルドを癒し、再生し、本当の姿であるワンダーチャイルドを湧現させることなのです。
そのためには、ワンダーチャイルドがどのような姿をしているのかを知る必要があります。
つまり、本来の子どもの姿です。
アナタが忘れてしまった、本当のアナタです。
ワンダーチャイルドには次の9つの特長があります。
この9つの特長を知り、本当のアナタを取り戻すきっかけにしてください。
■本来の姿1/驚きと好奇心
ワンダーチャイルドは、驚きを5感で感じます。
知ること、実験すること、自分の目で見て、手で触れて、口に入れて、いろんなものを発見します。
この欲求は、子どもの生まれながらに持っているものです。
驚きと好奇心が自分を発見し、他者を発見し、社会を発見します。
驚きと好奇心は、人間の視野を広げるための生命エネルギーです。
人間は、この生命の息吹を必要とします。
これは、人間の成長に不可欠であり、生きるうえでの原動力でもあるのです。
■本来の姿2/楽天性
ワンダーチャイルドは楽天家です。
何でも楽天的に考え行動します。
いや、むしろ、考える前に行動し、行動しながら考えるのです。
人間関係においてもワンダーチャイルドは、楽天的にとらえます。
すべてを信頼しているのです。
この世は友好的で希望に満ちていて、あらゆる可能性を秘めていると信じています。
この生まれつきの楽天性と、外界を信頼する特性は、ワンダーチャイルドの才能の中核といってもいいでしょう。
ところが、現実の子どもたちは、この楽天性と信頼のせいで、親たちに傷つけられることがあります。
子どもが虐待され、侮辱されたとき、楽天的な姿勢と人を信頼する心は死に絶えるのです。
■本来の姿3/純真さ
ワンダーチャイルドは今を生き、快楽を求めます。
子どもたちにとって、生きること、そのものが最優先なのです。
そこには一切の邪心がありません。
まさに純真な姿です。
しかし、子どもたちの動きには方向性が定まっていません。
あらゆることが興味の対象ですから、どれか1つを選ぶなんてことはできないのです。
すべてやってみたくなります。
ときには危険な場所へ行き、有害なものに触れたり、口にしたりするのです。
ですから、養育者は子どもたちに「安全な家」を用意しなければなりません。
ところが、子どもたちは、純真さゆえに大人たちに叱られたり、ときには折檻を受けることもあります。
そして、いつしか、純真さを失ってしまうのです。
■本来の姿4/依存
赤ん坊は100%依存しています。
自分では何ひとつできないのですから。
その依存たるや、貪欲です。
不幸なことに、この他者への依存は、子どもの最大の弱みです。
子どもの人生は、養育者の養育能力によって強い影響を受けます。
もしも、養育者が未熟だったら、子どもの欲求を満たすことはできません。
子どもは傷ついたインナーチャイルドをかかえることになるのです。
ワンダーチャイルドは依存的存在だということを忘れないでください。
そこから大人の階段を昇っていくのです。
依存と自立はバランスの問題です。
大人になるにつれて、そのバランスを身に付けていきます。
■本来の姿5/情動
笑うことと、涙を流して泣くという情動は、赤ん坊の特有のものです。
人間は笑うことで幸福を感じます。
人間は泣くことで精神を浄化し癒されます。
ですから、笑うことと、泣くことは、幸せになるために絶対に欠かせない情動です。
ワンダーチャイルドのすぐれた特長だといえます。
しかし、親からこの2つの情動を禁止された子どもがいます。
笑い声がうるさいとか、はしたないという理由で親たちは子どもが笑うことを禁止します。
泣くことは弱い者のすることであり、恥ずかしいことだと子どもに教える親もいます。
この2つの情動を禁止された子どもは、陰気で禁欲的になります。
■本来の姿6/回復力
ワンダーチャイルドは、環境によって引き起こされた苦悩から立ち直る回復力を持っています。
人は誰でも生まれながらにこの回復力を持っています。
若ければ若いほど、この回復力は強くなります。
■本来の姿7/自由な遊び
ワンダーチャイルドは自由な感覚を持っています。
自由に遊ぼうとするのです。
本当の自由な遊びとは、純粋な楽しみと喜びの活動です。
子どもにとって、自由な遊びは真剣な取り組みですし、それはのちの人生の基礎となります。
子どもたちが、安全で快適な遊びをさせてもらえたなら、大人になって非創造的な遊び(仕事)に苦痛を感じながらしがみつくようなことはしないはずです。
人間とは遊びを楽しむものです。
人間は、遊ぶために生まれてきました。
成功するためには、真剣な感覚で遊ぶというワンダーチャイルドを取り戻すことです。
■本来の姿8/独自性
私たちは、唯一無二の存在です。
この世に寸分違わず、そっくりな人は1人もいないのですから。
この独自性をワンダーチャイルドはそなえています。
それゆえに、子どもは、非常に貴重な存在となるのです。
貴重であるということは「価値がある」ということです。
宝石よりも価値があります。
ワンダーチャイルドは自分に価値があることを疑いません。
■本来の姿9/愛
ワンダーチャイルドは、自分が愛されていることを知っています。
愛されることで、愛することを学ぶのです。
ですから、自分は愛されなかったと思い込んでいる人は、人を愛することができません。
愛されなかった子どもは、依存的になりすぎるため、自己中心的になります。
真の自己は決して表には出て来ないでしょう。
■まとめ
ワンダーチャイルドがどのような特長をもっているかが理解できましたか?
よくみると、この9つの特長は、成功したお金持ちたちが共通して持っている資質です。
この資質を持っていれば、幸せな金持ちになれるのだといえます。
何度も言いますが、ワンダーチャイルドとは、「本当の自分」のことです。
本来、アナタはほおっておいても自然に幸せなお金持ちになれます。
しかし、大人になるにつれて、傷ついたインナーチャイルドを抱え込むようになるのです。
そうやって、どんどん、心のブレーキがかかってしまったり、毒された性格になってしまったり、活力を失ってしまったりします。
それらを1つ1つほどいていき、ワンダーチャイルドがあらわれるようにするのがヒプノセラピーです。
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