心のブレーキを外す3つの方法

 

■アナタの両親も傷ついたインナーチャイルドを抱えていた!

 

ここで1つ自分のことを顧みてください。

いかがですか?

自分は大人だなと思いますか?

それとも、まだまだ未熟だなと思いますか?

 

中学生の頃とほとんど変わっていないと思いませんか?

ちょっとしたことでプリプリ怒ってしまうし、嫌なことがあるとすぐに落ち込むし、いじけることもあるし、自己中心的な面もありますよね。

正直に白状してください。

アナタは幼児性をもったまま大人になっているのです。

 

体だけ大きくなっています。

160センチの身長に55キロの体重。

化粧をするようになって外見は大人のように見えますが、内面はまだ子どもなのです。

 

そんな大人たちが、子育てをしています。

生きるのが精一杯で、仕事に気を取られてしまい、子どもにまで手が回りません。

それで、ついつい子どもを無視したり、イライラして手をあげたりするかもしれません。

育児は、幼い心のままの両親には手に負えないものなのです。

 

自分をコントロールできずに、子どもに暴力をふるってしまう親もいます。

命の大切さを学ばずに大人になった親もいます。

そういう親が虐待死させてしまったり、ウサギの檻に子どもを入れてしまったりするのです。

 

「私は、そんな親に育てられたかもしれない」

と思った人は、強烈な心のブレーキがあります。

 

夢を叶えるためには、その心のブレーキを外さなければいけません。

今回は、その心のブレーキを外す3つの方法をお教えします。

 

 

 

■方法1/虐待を認める

まずは、自分は虐待を受けていたということを認める必要があります。

 

実は、多くの人が認めることができません。

不思議なことに、ひどい虐待を受けた人にかぎってそのことを認めないのです。

 

自分が悪いと思ってしまったり、両親を理想化してしまっているからです。

これは「幻想的な絆」です。

 

子どもは無力ですし、100%依存しています。

ですから、どうしても親の力を借りる必要があります。

そこで、すべての子どもは両親を理想化するのです。

 

それは、子どもたちが生き抜くための術だと言えるでしょう。

 

親を理想化すると、子どもは虐待を受けたのは自分のせいだと思うのです。

「ママが叩くのは私が悪い子だから」

「パパが自分にセックスしたのは自分が悪いから」

「親が怒鳴りつけたのは、私が言うことをきかないから」

 

子どもはそんなふうに思います。

 

この呪縛から解放されなければいけません。

そのためにも、自分は親から虐待を受けたのだと認めてください。

悪いのはアナタではありません。

そのことを認めましょう。

 

親に無視されたことも、立派な虐待です。

 

 

 

 

■方法2/再生へのプロセスを知る。

親に虐待を受けていたことを認めましょう。

そして、自分は悪くない、親は理想の親じゃないということを知りましょう。

 

それが、できたら、次のステップは、再生へのプロセスを知ることです。

再生とは、心のブレーキを完全に外すことです。

そのためには、次のようなプロセスを経験していきます。

 

1)プロセス1/ショックを受ける。

 

自分が親から虐待を受けていたなんて、それを認めてみるとショックですよね。

親が理想の親じゃなかったことを知るのもショックですよね。

 

ショックを受けるというプロセスを経て傷ついたインナーチャイルドは再生するのだということを知りましょう。

ショックはいいことなんです。

なぜならば、ショックは悲しみのはじまりだからです。

 

2)プロセス2/怒り。

 

 

ショックを受けたあと、怒りの感情が出てきます。

怒りを感じるのは当然のことですので、罪悪感にとらわれる必要はありません。

 

アナタの心のブレーキを、足が不自由なことにたとえてみましょう。

アナタは足に障害があって、思うように走ることができません。

歩くときも普通の人よりもかなり遅いのです。

 

アナタの足に障害があるのは、アナタが幼い頃、両親が車でひいてしまったのが原因でした。

しかし、アナタはそのことを知らずに大人になったのです。

 

大人になり原因を知ったアナタは、ショックを受けます。

そして怒るのです。

 

この怒りを親にぶつけろと言っているわけではありません。

自分の内側に閉じ込めろと言っているわけでもありません。

ただ、怒りの感情が出てくるのは当然のことだと知っておいてください。

 

 

2)プロセス3/悲しみ。

 

 

怒りの次には悲しみの感情がやってきます。

 

3)プロセス4/自分を責める。

 

 

悲しみの次には、自分を責める気持ちが出てきます。

 

 

4)プロセス5/孤独感。

 

 

自分を責めたあとは、孤独感がやってきます。

 

5)プロセス6/恥辱感。

 

 

このとき、恥ずかしい思いに襲われるかもしれません。

「なんで、あんなことしたんだろう。恥ずかしいな」

という思いです。

 

 

 

■方法3/すべての感情を深く感じる。

「ショック」「怒り」「悲しみ」「自分を責める」「孤独感」「恥辱感」

この感情を深く感じてみてください。

 

インナーチャイルドが傷つくことで封印してきた感情たちです。

子どもの頃、アナタはこうした感情を出してはいけないと禁止されていたかもしれません。

 

「感情的になるな! もっと冷静に話せないのか?」

「親に向かってなんて口をきくんだ!」

 

アナタが楽しく遊んでいたとしても、

「遊んでる暇があったら勉強しなさい!」

と親は言います。

 

アナタはアナタでいることを禁じられたのです。

感じることを感じたり、思うことを思ったり、欲しいものを欲しがったりすることは良くないことだと親に言われました。

 

あれもダメ、これもダメ、とにかくダメなことの多い青春でした。

 

ですから、ここで、一度、閉じ込めていた感情を解放させましょう。

アナタは激しく暴れたり、すすり泣いたり、大声で叫んだり、汗をにじませたり、体を震わせたりする必要があります。

 

癒しが訪れるのはそのあとです。

 

アナタのインナーチャイルドに、もう大丈夫だよ、と安心感を与え、1人ぼっちで生きなくてもいいんだよ、誰かがそばにいるよ、君は愛されているんだよ、ということを感じさせることができれば、アナタの心のブレーキは完全に外すことができます。

 

そのためにも、まずは、閉じ込めていた感情を吐き出す必要があるのです。

 

 

 

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■まとめ

虐待を認め、再生へのプロセスを知り、すべての感情を吐き出せばいいのです。

アナタの体には自然治癒力があります。

心にも自然治癒力があります。

その自然治癒力がアナタの心を癒し、心のブレーキを外してくれるのです。

 

ですから、アナタの心を癒し、心のブレーキを外すのは、アナタだということです。

ヒプノセラピストは、そのお手伝いをする人です。

最初はお手伝いが必要かもしれませんが、あとは自分でもできます。

 

感情を吐き出せばいいのです。

怒りを吐き出せばいいのです。

とことん悲しんで涙を流せばいいのです。

自分を責めたっていいし、孤独感や恥辱感を味わってもいいのです。

 

しっかりとそうした感情を味わってから、アナタの心のなかのインナーチャイルドにやさしく語りかけてみましょう。

 

「大丈夫だよ。私は君を愛しているからね」

 

 

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