インナーチャイルドという言葉を知っていますか?
直訳すると「内なる子ども」です。
え? 妊娠もしていないのに、お腹のなかに子どもがいるの?
そんなバカな。
はい、その通りです。
お腹のなかにいる赤ん坊のことではありません。
インナーチャイルドとは、子ども時代に体験した
あなたの中にいる、『傷ついた子ども意識』です。
お父さんに殴られて怖い思いをしたという
恐怖の感情がそのまま心の奥底に残っていたりします。
お母さんの何気ない一言に傷ついて、
怒りの感情が残っていたりするのです。
怒り、恐怖、不安、嫉妬、
そんな感情がは、あなたが忘れていたつもりでも、
ちゃんと残っています。
だから、
常に、何かあると怒りっぽくなってしまって、
人間関係がぎくしゃくしてしまったり、
常に何かあると恐怖と不安を感じてしまって、
恋人をことさらに縛りつけるようなことを言ってしまったりするのです。
あなたは、
普段、何気なく日常を過ごしているかと思いますが、
ことあるごとに、問題が起こって、「うまくいかない」
ということがあるかもしれません。
いわゆる心のブレーキです!
そこには小さい頃の記憶と感情が、
大きく影響を与えているのです。
それをヒプノセラピーでは擬人化して
「インナーチャイルド」と呼んでいます。
例えば、
「自分を好きになれない」
「自分に自信が持てない」
「恋愛が続かない」
「肝心なときに失敗したらどうしよう」といった不安ばかり募る。
これといって理由が思いつかないのに、
なぜかそう思ってしまうことはありませんか?
こんなときにあなたのインナーチャイルドは傷ついて癒されるのを
待っているのかもしれないのです。
インナーチャイルドの傷を癒すことで、
心のブレーキがひとつずつ外れていきます。
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インナーチャイルドとは、過去の体験によって傷を負ってしまった「アナタのなかの子ども意識」です。
その子ども意識が潜在意識のなかに強烈に刻み込まれていて、大人になったアナタの人生に影響を及ぼしています。
大人になったアナタが外部からの刺激に対してどのように反応しているかを考えてみてください。
その反応はインナーチャイルドの影響を受けています。
そして、インターチャイルドには次の2つの反応パターンがあります。
1)傷つくことを恐れてビクビクする。
「アナタのなかの不安な子ども意識」が、大人になっても巣くっています。
「こうしたら失敗するかもしれない」
「こんなことを言ったら嫌われるかもしれない」
そんな意識にとらわれます。
傷ついたインナーチャイルドを守ろうとして、アナタの潜在意識はあらゆる手段を講じます。
たとえば、「傷つきそうなことは一切やらない」とか「すべてに言い訳を用意する」とか、ちょっとしたことに不安と恐怖を感じ、おろおろして保身に走るのです。
思い当たるフシがありますか?
2)自分にも他人にも批判的になる。
極めて常識的で分別があり、批判的な目を持った子ども意識です。
この批判的な目は自分にも他人にも向けられます。
気が付くと、ちょっと上目線になっていることもあります。
「そんなことをしたってムダだよ」
「人は必ず嘘をつく。だから信用するほうがバカなんだ」
「だから、やめたほうがいいって忠告したのに。言った通りだろ」
「君のために言ってるんだ。もっと体重を落としたほうがいいって」
などなど。
自分に対しても、他人に対しても、大人びた分別のある、常識的な考えを押しつけようとするのです。
いかがですか?
思い当たるフシがありますか?
思い当たる人は、いますぐ対処することをおススメします。
親に愛されずに育った人、つまり傷ついたインナーチャイルドを抱えた人には次のような特徴があるようです。
1)何が正しいのかを常に気にする。
2)物事を最初から最後までやり抜くことが困難。
3)本当のことを言った方が楽な時でも嘘をつく。
4)情け容赦なく自分を批判する。
5)楽しむことが出来ない。
6)真面目すぎる。
7)親密な関係を持つことが難しい。
8)自分のコントロールが出来ないと思われる事態に過剰に反応する。
9)他人からの肯定を常に求める。
10)他人と自分は違うと常に考えている。
11)常に責任を取りすぎるか、取らなさすぎるかのどちらかである。
12)過剰に忠実になる。
13)無価値なものでもこだわり続ける。
14)衝動的である。
いずれにしても、他人とのコミュニケーションがうまくとれない傾向があります。
つまり、一般にいうコミュニケーション障害になりやすいでしょう。
コミュニケーションに障害があると、日々の生活が生きづらいものになります。
一刻も早く対処することをおススメします。
傷ついたインナーチャイルドに対して、どう対処すればいいのでしょうか?
インナーチャイルドというのは、潜在意識に深く刻印されているものですから、潜在意識の扉を開いてその傷を癒さなければいけません。
そのために有効なのがヒプノセラピーです。
ヒプノセラピーの「インナーチャイルドを癒すワーク」を行うと、次の3つの効果が期待できます。
1)変化のスピードが速くなる。
2)大きく変化する。
3)パワーと創造性が生まれる。
インナーチャイルドのワークショップに参加した人たちがこのようなコメントを残しています。
「こんなふうに誰かが私を見つけてくれるのをずっと待っていたんです」
「インナーチャイルドを見つけてから私の人生が変わりました」
「故郷へ帰ったような気持ちです」
子ども時代には親に対して依存欲求を持ちます。
しかし、その欲求が満たされないと、人は傷ついたインナーチャイルドを持ったまま大人になります。
その傷ついたインナーチャイルドがアナタの人生を息苦しいものにするのです。
ですから、一刻も早くインナーチャイルドを癒して再生する必要があります。
安心してください。
大丈夫です。
インナーチャイルドには自然治癒力が備わっています。
その治癒力を引き出し、育て直せば、素晴らしい創造的なエネルギーがあらわれます。
インナーチャイルドは一度統合されるとバイタリティの源になるのです。
インナーチャイルドを癒し再生させる手助けとなるのがヒプノセラピーです。